51.取り合い ページ7
私は反射的に近くにあったお盆を
手に取り、水が体にかかることを
防いだ。
『ちょっと汚いよキル』
キルア「姉貴が急に
変な話しするからだろ！」
『変かな』
ゴン「イルミって、家族のことはちゃんと
大事にするんだね。」
と目を丸くして私に言うゴン君。
まあイルはキルを半強制的に
帰宅させた訳だし、仕方ない。
キルア「姉貴だけだぞ」
と口から吹き出した水を拭いながら
キルがゴン君に耳打ちしている。
キルア「そうだ、姉貴。今日の夜オレの
部屋来いよ。ハンター試験の話し、
してやるぜ！」
満面の笑みでそう言うキルに、ゴン君
がくいつく。
ゴン「えー、ずるいよ。キルアだけ！」
キルア「いいだろ、姉弟 水入らずでさ。」
『いいけど何で夜なの？』
キルア「邪魔が入らないから」
そう言ってゴン君をみるキル。
邪魔とはゴン君のことらしい。
もちろん冗談だろう。
キルのニヤついた顔から分かる。
ムッとした顔のゴン君が、
キルの方に身を乗り出すようにして
続けた。
ゴン「いいよ、キルア。じゃあ明日は
オレが1晩Aさんを借りるね。
話したいこと、沢山あるんだ！」
キルア「なんでだよ！Aはオレの
姉貴だぜ。お前に渡すかばーか」
ゴン「イイじゃん！ケチ！」
キルア「だめだ！」
しばらくキルとゴン君の言い合いが
続いた。
食事の席が騒がしいのは慣れないが、
2人が楽しそうでなによりである。
結局、気をきかせたゴン君が
�爛�レはやっぱいいや。姉弟水入らずで！��
と言ったため、
今夜キルの部屋で姉弟水入らずで
話すことになった。
なぜ夜なのか。昼間に3人でも
良いじゃないか、と思ったが、
恐らく子供特有のものだろう。夜遅くに
語り合うことが秘密の作戦みたいで
ワクワクするんだろうな。
食事を終えてからは2人と街を回った。
その間も3人の間に笑いが耐えることは
無かった。
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杏(プロフ) - 萌伽(/・ω・)/さん» わぁ(^^)読んでくださってありがとうございます！ (2018年4月23日 23時) (
レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
萌伽(/・ω・)/ - おんにいいぃぃぃぃぃいああ(( なんでこんなにすごいとよ() ('-' ) (2018年4月23日 15時) (レス) id: a230e5531a (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - しゃるなあくさん» ありがとうございます！これからも宜しくお願いします(^-^)/ (2018年4月7日 17時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
しゃるなあく - やば、おもろ（≧∇≦） (2018年4月7日 15時) (レス) id: 3513cc92b6 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます！！嬉しいです(^^) (2018年4月3日 8時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2018年3月14日 21時
