75.悲懐 ページ32
クラピカ「───ということなのだよ。」
クラピカはキルが話さなかった所まで
自分の見解も入れつつ話してくれた。
そして早くも列車に乗ってから
3時間が経過しようとしていた。
『クラピカは話し上手ね。』
クラピカ「ありがとう…そうだ。
君の連絡先を教えてほしい。」
クラピカはそう言うと、
の中からメモ用紙とペンを取り出し、
私に差し出した。
『殺したい奴がいるの？そうね。
クラピカなら優先的に引き受けるよ。』
私はそれを受け取り、笑顔で
そう答える。
すると彼は顎に手を添え、
暫くなにか悩む素振りをみせた。
クラピカ「相手が…旅団でもか？」
『それは、』
『もちろんよ。』
クラピカ「そうか…いや。
連絡先を教えてもらうのは、殺しの依頼じゃない。私の私的な感情だ。」
『そう。』
私は自分の連絡先を書いて、
クラピカに差し出した。
放送アナウンス
「次は、ライデン駅です」
そして列車は、私の目的地へ
と到着する。
『３時間の間だけど、楽しかった。
ありがとう。』
私がそう言えば、彼は優しげな顔で
クラピカ「ああ。また会おう。
有意義な３時間だったよ。」
と返してくれた。
彼は
これから私が、旅団と共に仕事をすることを知らず、笑顔で私を送り出す。
それがなんだか切なくて、
私の胸は締め付けられる。
私はやり場のない非懐を押しとどめ、
列車を降りた。
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杏(プロフ) - 萌伽(/・ω・)/さん» わぁ(^^)読んでくださってありがとうございます！ (2018年4月23日 23時) (
レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
萌伽(/・ω・)/ - おんにいいぃぃぃぃぃいああ(( なんでこんなにすごいとよ() ('-' ) (2018年4月23日 15時) (レス) id: a230e5531a (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - しゃるなあくさん» ありがとうございます！これからも宜しくお願いします(^-^)/ (2018年4月7日 17時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
しゃるなあく - やば、おもろ（≧∇≦） (2018年4月7日 15時) (レス) id: 3513cc92b6 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます！！嬉しいです(^^) (2018年4月3日 8時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2018年3月14日 21時
