48.再会(貴女side) ページ4
Aside
私はヒソカの部屋から廊下に出た。
キルの部屋は…しまった。
ヒソカに聞くのを忘れてしまった。
しかし、彼の部屋に再び尋ねるのも
気が引けるし…
「おーい姉貴！こっちこっち！」
廊下の先で、私を呼ぶ声がした。
キルだ。
私は足早にキルの方に向かう。
キルア「ま、入れよ」
『おじゃまします。』
キルの部屋に入ると、
私はうながされるままにベッドに腰掛けた。
私のとなりにキルも腰掛ける。
『久しぶりだね。』
私はキルの頭を撫でる。
キルア「やめろよ、恥ずい…」
顔を赤くしたキルは、
照れ隠しするように私の後ろに
回った。
キルア「なんかさ、A…いや、
姉貴も変わんねーな。」
そう言って私の髪をいじり始めるキル。
『そうかな。』
キルア「ああ。髪なげーし。」
『そこ？』
キルは鼻歌を歌いながら私の髪を
編み上げる。
1本に編み上げられた髪には、
所々解れがあるもののしっかりまとまって
いた。
キルも手先は器用らしい。
この子の姉ながら、家にいた時は
こんなこと知らなかった。
キルア「何、ジロジロみてんだよ」
『ごめんごめん。ところで、ゴン君は？』
キルア「あー、ゴンは…」
キルの部屋にいると思っていたゴン君
だが、そういう訳でも無いようである。
『喧嘩でもしているの？』
キルア「実はさ。ギドっていう
コマ人間みたいな野郎にやられちゃって。」
『じゃあ、死んだの？』
キルア「死んでねーよ。A。不謹慎。
親の顔が見てみたいぜ。」
そう言って私の頬をつねる キル。
『あなたの親ですよ。』
私もキルの頬をつねり返した。
キルア「ま、親の顔 包帯グルグルで
見えないけど。はははっ」
無邪気に笑いだすキルを見ている
と私も堪らず吹き出してしまった。
こんな風に楽しそうに笑うキルを見るのは
久々だ。家では滅多に見せない笑顔…
キルア「はは。まあ、とにかくゴンは
怪我してる。
それで念の師範の言いつけで２ヶ月
謹慎中なんだ。だから部屋にいるぜ。」
『会いたいな』
キルア「会いたいか？」
『うん。』
キルは
�爐泙聖亠�と話したいけどなー…��
とブツブツ話しながら唸っていたが、
少ししてベッドを降りると、私の手首を
握った。
キルア「…分かった。ゴンの部屋行くぞ！
紹介する。俺の友達だ。
後でまた2人でゆっくり話そうぜ。姉貴。」
『うん。』
そうして私たちはゴン君の部屋に向かった。
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杏(プロフ) - 萌伽(/・ω・)/さん» わぁ(^^)読んでくださってありがとうございます！ (2018年4月23日 23時) (
レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
萌伽(/・ω・)/ - おんにいいぃぃぃぃぃいああ(( なんでこんなにすごいとよ() ('-' ) (2018年4月23日 15時) (レス) id: a230e5531a (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - しゃるなあくさん» ありがとうございます！これからも宜しくお願いします(^-^)/ (2018年4月7日 17時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
しゃるなあく - やば、おもろ（≧∇≦） (2018年4月7日 15時) (レス) id: 3513cc92b6 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます！！嬉しいです(^^) (2018年4月3日 8時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2018年3月14日 21時
