84.発見 ページ42
みんなと別れ、
[＃9 倉庫]
と書かれた部屋に入る。
長い間掃除していないであろう倉庫。
試しに近くにあった棚を指でなぞれば、
埃が指の腹に付着した。
見渡せば、倉庫には低い棚が数個並べ
られていて、それ以外の場所には、
ダンボールの山が天井までのびている。
私は慎重に探索を始めた。
倉庫…てっきり宗教的なものばかりかと思っていたのだが、
自然界の資料や、歴史などの
本も仕舞われていた。
ふと手に取った本に目を通す。
軍艦島、エッシャー島、くじら島…
これは島の資料らしい。
私は島の資料をダンボールに戻し、別の
ダンボールに手をかける。
[ハンターラジオ]と書かれた
CDを手に取った。なんだこれ。
裏面にはジュンコ カナコ
と書かれている。
多分、ジャポンの人の名前だ。
「それ 隠し扉なくただのゴミね。」
「そうだぜA。ガラクタ集めしに来たんじゃねーからな。早く隠し扉を探せばーか。」
背後からそんな声が聞こえて、振り返る。
そこにはフェイタンと、フィンクスが来ていた。
『もう終わったの？』
私はCDをダンボールに戻し、
二人の元に歩み寄る。
フェイタン「思たより 狭かた。
物も無かたし。すぐ探索 終わたよ。」
フィンクス「オレも。」
『そう…』
…フェイタンもフィンクスも、本当に
ちゃんと探したのかしら。
そして三人で探索を始めた、
その矢先。
フィンクスはダンボールから1冊
本を取り出し、声を上げた。
フィンクス「…おっ、これ見ろ。
この本、他のより明らかに念が溢れて
やがるぜ。」
私はフィンクスが手に取った本を
覗き込む。
『本？隠し扉じゃなくて？』
フィンクス「見ろ。この扉の絵が
書かれたページ。」
フィンクスの開くページを見ると、
そこには写実的に 扉の絵 が描かれていた。
しかし、何の変哲もない、ただの絵だ。
私は�犇鏑瓩婆椶縫�ーラを集中させる。
『！』
その扉のページが、強いオーラ
を纏っているのを見た。
なるほど、本に人を隠す能力
だったのか！
フェイタン「それね。ささと 捕まえて
団長のとこ行くよ。」
『待った。』
『この扉、どうやって入るの？』
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杏(プロフ) - 萌伽(/・ω・)/さん» わぁ(^^)読んでくださってありがとうございます！ (2018年4月23日 23時) (
レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
萌伽(/・ω・)/ - おんにいいぃぃぃぃぃいああ(( なんでこんなにすごいとよ() ('-' ) (2018年4月23日 15時) (レス) id: a230e5531a (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - しゃるなあくさん» ありがとうございます！これからも宜しくお願いします(^-^)/ (2018年4月7日 17時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
しゃるなあく - やば、おもろ（≧∇≦） (2018年4月7日 15時) (レス) id: 3513cc92b6 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます！！嬉しいです(^^) (2018年4月3日 8時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2018年3月14日 21時
