8.煩多な１日 ページ10
イルと離れた後。
風呂から上がり、髪を乾かし…と
一連の動作を終えた私は、自分の部屋に戻った。
「お互い、友達なんて面倒なもの
作らないようにね。」
先ほどのイルの言葉が脳内に響く。
それにしても、うちの家族は
�猴�達�畄�いだなぁ。
確かに、うちは父や母から友達なんて言葉を教わるような環境では無いし、
家に篭って修行ばかりだったので、
友達というワードに敏感なのは仕方がない。
『トモダチ…か。』
口にしてみる。
悪くない響きだなぁと思う。
私にも、友達はいる。
五年前、仕事で出会ったのと、
四年前にハンター試験で知り合ったのが1人。
もちろん、家族には話していないが。
──────────────────
間接照明が淡く灯っている、薄暗い自室。
就寝前の準備を終え、棚からレコードを1枚手に取る。蓄音機にそれをセットし、洋楽を流す。
『ええと、どこまで読んだっけなぁ』
そんなことを呟きながら、サイドテーブルに紅茶を起き、そしてベッドに腰掛けて本を開く。
私はこの時間が好きだ。
寝る前の、このゆったりとした時間。
紅茶を飲みながら音楽を聴き、本を読む。
そして眠くなったら眠りにつく。
単純なことだが、仕事の疲れを癒すのには最適なのである。
邪魔が入らなければ、だけど。
ブー ブー ブー ブー…
そんなことを思った矢先、サイドテーブルの上におかれた携帯が無機質なバイブ音を響かせ振動した。
『誰よ。こんな時間に』
私は本をサイドテーブルに置くかわりに、携帯端末を手に取る。
画面に表示されたその名前を見て、
私は一つため息をつく。
�爛轡礇襯福璽���
私は応答ボタンを押した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 326人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
杏(プロフ) - 凛さん» 本当ですね。ご指摘ありがとうございます！修正させて頂きます(^^) (2018年3月13日 16時) (
レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 35話目のタイトル、内容共に『気まずい』が『気まづい』になっていますよ (2018年3月12日 23時) (レス) id: 43e7e5560e (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - オレンジさん» ありがとうございます(^^) (2018年3月7日 20時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - そんな嬉しいこと言わないで下さいな 毎日更新ありがとうございます!! お疲れ様です! (2018年3月6日 21時) (レス) id: 471f321dcd (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - オレンジさん» オレンジ様の応援あってです！有難う御座います！これからも頑張ります(^^) (2018年3月5日 16時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：杏 | 作成日時：2018年2月28日 19時
