33.着物 ページ36
『着物…私も着てみたい』
風呂から上がり、カルトの部屋にて
髪を乾かし終えた私は、
カルトの洋服タンスを眺めてそう言った。
ジャポンの文化には興味がある。
それに私のある友達も和服なので、
着物には興味があるのだ。
しかし、カルトの着物を着るのは
流石に無理がある。
10歳の弟の着物を、24歳が着るには
無理が…
カルト「ジャポンという国の服です。
お母様に言えば、きっとA姉様の
着物も取り寄せてくれます。」
そう言って、カルトは私の隣に立った。
私はカルトの短くて綺麗な髪の毛を
手ですくう。
カルト「それにお母様は着物に詳しいので…」
『そうだね』
そういってカルトの髪をすくっていた指を
そのままスルリとカルトの首へ、
そして頬へ滑らせた。
『着物も欲しいけど、普通に新しい服も
欲しいなぁ。
今度イルミでも連れて街の洋服屋さん
でも行こうかな』
カルトの頬を撫でる。
カルトの耳がほのかに赤い。
「誰を連れていくって？」
カルト「！」
私達は、すばやく入口の方に振り返る。
すると、カルトの部屋の入口に
イルミが立っていた。
『女の子の部屋に入るなんて悪趣味な』
私はどこか挑発するようにイルミを睨んだ
イルミ「？ カルトは�狡鎰瓩世茵�
『はいはい。』
カルト「兄さん…」
カルトは酷く動揺したような顔で、
イルを見た。
単純に私との時間を邪魔されたことが
気に食わないのだろう。
イルミ「A姉さん、カルト。母さん
がはやく食堂に来いってさ。」
『もう夕食なの？』
イルミ「うん。ていうかもう
21時だけど？」
イルミはそう言うと、早く来なよ
というように手招きする。
『なんだか1日が長いわ…』
と一つあくびをし、
私は食堂へ向かった。
31話 ただいま 終
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杏(プロフ) - 凛さん» 本当ですね。ご指摘ありがとうございます！修正させて頂きます(^^) (2018年3月13日 16時) (
レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 35話目のタイトル、内容共に『気まずい』が『気まづい』になっていますよ (2018年3月12日 23時) (レス) id: 43e7e5560e (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - オレンジさん» ありがとうございます(^^) (2018年3月7日 20時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - そんな嬉しいこと言わないで下さいな 毎日更新ありがとうございます!! お疲れ様です! (2018年3月6日 21時) (レス) id: 471f321dcd (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - オレンジさん» オレンジ様の応援あってです！有難う御座います！これからも頑張ります(^^) (2018年3月5日 16時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2018年2月28日 19時
