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19 _ you know ページ41

「…A、A!」




私はゾムの声により目が覚めた。



「ここは、」




鉄柵に囲まれているから__




「…牢屋や。」




彼は私の答えを代弁するかのように答える。当然のことながら牢屋には鍵がついており、脱出はできない。ゾムとは隣だが近くに寄ることしか出来ない。

とりあえず、状況整理をすることにした。

確か、煙に覆われてそのまま意識を失って……。

そこで、私はゾムの発した言葉に対する違和感を思い出した。

私は立ち上がった。そして、ゾムの牢屋の鉄柵までいってギリギリ手首が通る柵の幅に手首を滑り込ませ、ゾムの手を握る。




「…ゾム、ゾムもグルッペンのこと知ってたの?」




彼は驚いたような顔をして、




「なんでAも知ってるん?」




その反応は多分ゾムも知ってるのだろう。


私は今すぐにでもゾムが死んで私がグルッペンのことを知ってしまいました、と言いたいが流石に非常識すぎて言えない。そして未来から死んでここまで来ましたと言った暁には頭おかしいな、とか言われて精神病院に連れていかれそうだ。




「い、いや私はたまたま…」




信じてもらえないだろう。だからこそ、私は言葉を濁した。

だが、ゾムは予想外な返答をした。




「…タイムリープって知っとる?

ただ未来から過去に行けるだけの一方通行やけどな。」




そう言い、彼は私の手を強く握り返した。

20 _ stupid→←side story _ sya 4



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凛桜ぽん(プロフ) - まつさん» ありがとうございます!まつさんの作品密かに拝見してて正直めちゃめちゃ喜んでます…!!(手が震えてる)よいエンドになる(はず)なので頑張ります!! (2018年7月17日 21時) (レス) id: 8b759a8a6d (このIDを非表示/違反報告)
まつ(プロフ) - めちゃくちゃ続き気になります…!!なんとか皆良い結末を迎えられることを願ってます!!更新頑張ってください!!! (2018年7月17日 21時) (レス) id: cd163d6252 (このIDを非表示/違反報告)
凛桜ぽん(プロフ) - あやト。さん» ありがとうございますううう!!ゾムニキ全然出せなくてちょっと放置プレイになってますけどこれから登場させていく(つもり)なのでどうかかっこいいゾムニキがでるまでお待ち下さい... (2018年7月3日 17時) (レス) id: cfdc257248 (このIDを非表示/違反報告)
あやト。 - ゾムニキぃぃ(´;ω;`)ブワッ 夢主ちゃんがカッコイイ...これからも頑張ってくださいな!! (2018年7月3日 17時) (レス) id: a3edd0f6e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛桜ぽん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年7月1日 20時

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