喧嘩 ページ8
(Aお姉side
‥
静かで寂しいなって思っとったら
結局顔合わせればすぐこうなるんや。
リビングのソファーで口喧嘩が始まった。
慣れつつあるが、高校生にもなってもう少し頻度とかどうにかならんのか。
まあ、どっちにしろ
とにかくこうなってしまったら、仲裁に入るしかない。ヒートアップしすぎるとお隣さんにも迷惑やしな
「2人とも、喧嘩すんならもう少し声抑‥」
「お前に思いやりっちゅー心は無いんか！」
「ないね！お前も病院くらい1人で行けんのかこのガキンチョ！」
「久しぶりに熱出してしんどかったって何回も言うとるやろが！病弱な侑クンには分からへんやろうけどねー！」
「ええ加減にせぇ！オカンに電話するで！」
「「す、すいません！！」」
一瞬にして2人の動きがピタリと止まった
やっぱりうちのオカンパワーは偉大やな‥
「もう‥帰ってきて早々、何をそんなに侑は怒っとるんや。治も、病み上がりでデカい声出すな。」
「ツムは俺がAに看病されてたんが気に入らんかったんやてー」
「え？」
「い、言うなや、アホサム！」
「それが原因の喧嘩やろが！大体お前器ちっさいねん！」
図星をつかれ、みるみる侑の顔が赤くなっていく
「やっ‥やって、俺がおらん時になんや2人がずっと一緒におるんなんかめっちゃ嫌やったんやもん
仲間はずれみたいで寂しいやんけ！‥」
「侑、」
「なに言っとんねん呼ばれたんやから行くに決まっとるやろ。ゆーて4日前にドヤ顔で出てったんはどこの侑くんや」
治が冷めた口調でトドメを刺した
言いたい事は分からんくもないけどな(笑)
.
まぁでも
侑がまだそんな事思ってたんか、とお姉は少し嬉しくなってしもたわ。
よしよし、と侑の頭を撫でてあげた
長旅でご自慢のセットもだいぶ崩れている。
「侑も慣れない場所で頑張って来たんやもんね。ほんまよぉやってるわ 偉いで。」
「A〜」
そのまま侑のぐずぐず甘えモードが始まってしもた。
大体の場合、侑がそんなやと治もそうなる。
が今日は違かった。
その代わりに
「しゃぁなし今日は譲ったるわ…」
と、ふっと笑い、私と侑を包み込む様に抱きしめた。
.
「おかえりー、侑」
.
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兎海(プロフ) - さなさん» わ〜、（ ; ; ）楽しくよんでくださり、ありがとうございました！ (2020年6月30日 21時) (
レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 完結お疲れ様です！毎日楽しく読ませていただきました！ありがとうございました(o^^o) (2020年6月30日 21時) (レス) id: 044cdc5137 (このIDを非表示/違反報告)
兎海(プロフ) - すみた先生さん» うれしいです（ ; ; ）読んでくださりありがとうございました！ (2020年6月30日 18時) (レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
すみた先生(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも楽しく、ドキドキさせてもらいました！ (2020年6月30日 17時) (レス) id: 3d497f3b24 (このIDを非表示/違反報告)
兎海(プロフ) - 東雲。さん» 本当ですね…汗 ご指摘ありがとうございます！訂正しました。 (2020年6月21日 8時) (レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兎海 | 作成日時：2020年5月16日 23時
