ふたたび新大阪にて ページ46
(翌日正午)
新大阪駅
・
・
「…おん、じゃ改札まで行くわ。…あーい」
…
「もう改札出とるって、行こ」
「おん」
…
「あ待って、あれ。侑やない？」
「…ほんまや。あっちから来よった(笑)」
全身白のジャージ姿、ノーセットにマスクを付けた侑が向かいから小走りでやって来るのが見えた。
デカいからすぐ分かる
「…！」
俺らを見つけるなり侑は泣きそうな顔になる。
「侑、おかえり…」
そんな侑の顔を見て、Aはなだめるように優しく迎え入れた。
…
治「…あらら」
A「侑…」
侑「……っアホ」
侑は何よりも先にAを強く抱きしめた。
無表情だが少し怒っとるような顔に見える。が、Aを包みこむ力は優しかった。
「…もう全部サムに聞いたんやからな。
しばらく涙止まらへんかったわ」
…
「…ごめん」
・
…
侑「あ、あと俺の事好きってほんま？…
そしたら俺ら両思い…」
治「待て、俺の事も好きやし。気に食わんことは全部忘れるんかお前は！」
真剣かと思えば急に開き直ってそんな事を言うので堪らず俺が割り込むと、侑はいつもの胡散臭い笑い方をしてみせ、Aの頭に顎をのせて意地の悪い表情になった。
侑「あそう…ま、最後は俺が貰うし。
ほんならAは、二股か？
ふぅーん〜」
A「うぐっ…」
治「いや普通にあげへんし…
てか真に受けるからあんまいじめんなや。」
侑「フッフ そんなんちゃうし
なんや…萌えるなぁて思っとっただけやもん」
A「も…萌えんでええから…ていうか侑
そ、そろそろ離して」
侑「は、？何その顔… 照れtっ痛ぁ！！！！
なにすんねん！！」
治「公共の場で変なことすんな。帰るで」
侑のジャージの襟を掴み、強制終了
黙って見とればキリがない。
侑「ほんま、クソ邪魔な奴
おにぎりとでも遊んどけ」
治「お前も得点板とでも付き合っとけ」
侑「(イラッ)」
A「け、喧嘩せんで」
・
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兎海(プロフ) - さなさん» わ〜、（ ; ; ）楽しくよんでくださり、ありがとうございました！ (2020年6月30日 21時) (
レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 完結お疲れ様です！毎日楽しく読ませていただきました！ありがとうございました(o^^o) (2020年6月30日 21時) (レス) id: 044cdc5137 (このIDを非表示/違反報告)
兎海(プロフ) - すみた先生さん» うれしいです（ ; ; ）読んでくださりありがとうございました！ (2020年6月30日 18時) (レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
すみた先生(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも楽しく、ドキドキさせてもらいました！ (2020年6月30日 17時) (レス) id: 3d497f3b24 (このIDを非表示/違反報告)
兎海(プロフ) - 東雲。さん» 本当ですね…汗 ご指摘ありがとうございます！訂正しました。 (2020年6月21日 8時) (レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兎海 | 作成日時：2020年5月16日 23時
