怒って、笑って ページ35
(治side
クソ、やられた
10分眠るだけの筈が、気がついたら1時間半経っていた。資金集めしてた時期に知り合いの店で働いてた際、何度かやらかした事があったが自分が店主になってもうないやろうと思ってたんやけどそうでもなかったぽい。
しかも俺が寝てる間にツムがA連れてどっか行ってもーたし…なんやねんこれ
鬼暇やし、置いてかれてちょっとムカつくしでソファーに少し勢いよくふんぞり返った
午後の5時半を回り、だんだんと薄暗くなって来た外の景色を何も考えずにぼーっと見つめる
少し桃色味のある夕焼け空が白い天井に反射して綺麗だと思った
しかし腹減ったわ…
…
『えぇか治！
俺が居らんからって、Aが困る事せんでな！
絶対にやぞ』
…
「せぇへんし、お前と一緒にすんなや…」
侑が上京する別れ際、あいつはそう言いよったけど俺は今でも忠実にそれを守っとる。せやけどお前はそうやってすぐ抜け駆けするんや
ほんまに昔からフェアやない奴や…
ブツブツと侑への不満を垂らしながらスマホを開くと、AからLINEが入っていた
…
「…ふっ」
あかん思わず自分の単純さに笑てしもーたわ。
今の今までイラついてた癖に、こんなLINEの１つで嬉しくて機嫌が直ってしもた…
好きな子からメールが来た時の気持ちって多分こんなんやろうなぁ。
俺はAの事しか好きになった事あらへんからそういうん疎いんやけど…
�犧Ｆ�の夕飯、おにぎりとお味噌汁と何がええ？
おにぎりは治担当な(^ ^)��
…
「か、ら、あ、げ、と…」
(ガチャ)
侑「およっ！起きとる」
A「ただいまぁ」
返信した瞬間に玄関のドアが開いた。
小1時間Aを独り占めして上機嫌の侑と目が合い、忘れかけていた腹立たしさが蘇ってくる。
「うぉっ来た…」
「人を怪物みたいに言うなこの抜け駆け野郎が…
しかもなんで荷物半分ずつ持っとんねんお前が持て」
「おぉ怖、怪物やん
嫉妬深い男はモテへんで…治くん」
「喧しわダボ！」
「もー、喧嘩やめぇって
それより治、返信遅かったな(笑)
せやけど、考えとる事はみんな同じやで！」
Aはそう言って手に持っているスーパーの袋の中身を俺に見せてくると、ふわりと笑った
「という事で今日は唐揚げに決定。2人にも手伝ってもらうで〜」
・
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兎海(プロフ) - さなさん» わ〜、（ ; ; ）楽しくよんでくださり、ありがとうございました！ (2020年6月30日 21時) (
レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 完結お疲れ様です！毎日楽しく読ませていただきました！ありがとうございました(o^^o) (2020年6月30日 21時) (レス) id: 044cdc5137 (このIDを非表示/違反報告)
兎海(プロフ) - すみた先生さん» うれしいです（ ; ; ）読んでくださりありがとうございました！ (2020年6月30日 18時) (レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
すみた先生(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも楽しく、ドキドキさせてもらいました！ (2020年6月30日 17時) (レス) id: 3d497f3b24 (このIDを非表示/違反報告)
兎海(プロフ) - 東雲。さん» 本当ですね…汗 ご指摘ありがとうございます！訂正しました。 (2020年6月21日 8時) (レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兎海 | 作成日時：2020年5月16日 23時
