そして ページ33
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(Aside
ぼんやりしていると、月日というものはあっという間に過ぎていくもので。
私、宮Aは今
都内某所のアパートの一室に居た。
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「なぁ
マグカップ知らん？」
「え、どんな？」
「お湯入れると色変わるやつ」
「知らんよ…ていうかここ侑の家やろ。
私が知っとるわけ…て、今治使っとるやないかい」
「あ！お前なんやねんふざけんな自分だけ…
てかこっちちょぉ手伝えや」
「えぇ…長旅で疲れた。1人でやれやそんくらい」
「イラッ」
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私と治は侑が一人暮らしをする家に遊びにきていた。
まだ顔を合わせて1時間ほど。早々にマグカップ１つで近所迷惑なレベルの口喧嘩を繰り広げる私の弟たちは、気がつけば
…
「今の私の歳になった2人は何してるんやろう」と言っていた22の頃の私と同い年になっていた。
内面的な代わりはさほど無くとも、5年前と比べると変わった事はたくさんあった。
・
１つは、2人に告白をされたという事
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侑はプロ入りが決まった時、治は自分の店を持った時。どっちも自分の大きな成長の第一歩という節目やった。
私は特別驚きもせんかったし、2人の最後の春高が終わってからくらいから何となく勘付いていた。
純粋に嬉しかったが、勿論どっちも断った
「お姉」
この概念はこれからも私の中で変わらないと思っているから。侑にも治にもそう言って断った。
…
そう言って断ったら、今度は2人にもう一つの大きな変化が現れた
治「A…侑がしつこい」
侑「そういう時ばっかAに甘えんなや」
…
2人が私の事を「お姉」と呼ばなくなった。
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兎海(プロフ) - さなさん» わ〜、（ ; ; ）楽しくよんでくださり、ありがとうございました！ (2020年6月30日 21時) (
レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 完結お疲れ様です！毎日楽しく読ませていただきました！ありがとうございました(o^^o) (2020年6月30日 21時) (レス) id: 044cdc5137 (このIDを非表示/違反報告)
兎海(プロフ) - すみた先生さん» うれしいです（ ; ; ）読んでくださりありがとうございました！ (2020年6月30日 18時) (レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
すみた先生(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも楽しく、ドキドキさせてもらいました！ (2020年6月30日 17時) (レス) id: 3d497f3b24 (このIDを非表示/違反報告)
兎海(プロフ) - 東雲。さん» 本当ですね…汗 ご指摘ありがとうございます！訂正しました。 (2020年6月21日 8時) (レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兎海 | 作成日時：2020年5月16日 23時
