北さんと高揚 ページ27
(北side
侑「すんませんした…」
治「もうしません‥」
北「もうええ ほれ、はよアップ行かんか」
侑「ウィッス！」治「アザッス」
試合が終わり、休む暇も無ければ長々と説教をする暇もなく、早くも第四試合目に突入する。
お姉さんが来ていて、いつも以上にソワソワしてしまう双子は正直いつなにをしでかすかとヒヤヒヤしている。それなのに肝心のお姉さんは今、あの有様や
侑と治を見に来ていた女子生徒たちの視線をいつのまにか総ナメにしていた。
ふと、試合中の出来事を思い出す
・
相手との点差が大分開き、俺たちは優勢な状態だった。が、相手のピンサーに一気に追い上げられて危うくデュースまで持っていかれそうになった際に、入る事になった。
特に緊張はしていないが、やっぱり試合に立つと空気が変わる。
その時やった
「北さーーん！一本ナイサー」
真上から聞き覚えのある声に名前を呼ばれた気がした。
(あ。)
ちらっと見上げるとAさんが手を振っている。
目が合うと、その顔が優しい笑顔になる。
「…」
自分がこういう場所で応援される事は初めてで、気持ちが高揚していく様子がよく分かった。
毎日ちゃんとやってればええ事もあるもんやなぁ、と本気でそう思った。
・
・
アラン「北……Aちゃんと面識あったんかい。水くさいわあ、言えやぁ〜」
北「一回だけな、たまたま行った本屋で働いてたとこ声かけてん」
「え、？！そうなん？！やるなぁ…！？
え、もしかしてもうそういう仲…」
「そんなわけないやろ」
「す、すまん‥
ていうかお前、めっちゃ応援されてたやんけ！羨ましいわぁ〜！」
「フフ、羨ましいやろ？」
「おん、おん！
(北、ほんまに嬉しそうやったなぁ‥)」
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兎海(プロフ) - さなさん» わ〜、（ ; ; ）楽しくよんでくださり、ありがとうございました！ (2020年6月30日 21時) (
レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 完結お疲れ様です！毎日楽しく読ませていただきました！ありがとうございました(o^^o) (2020年6月30日 21時) (レス) id: 044cdc5137 (このIDを非表示/違反報告)
兎海(プロフ) - すみた先生さん» うれしいです（ ; ; ）読んでくださりありがとうございました！ (2020年6月30日 18時) (レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
すみた先生(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも楽しく、ドキドキさせてもらいました！ (2020年6月30日 17時) (レス) id: 3d497f3b24 (このIDを非表示/違反報告)
兎海(プロフ) - 東雲。さん» 本当ですね…汗 ご指摘ありがとうございます！訂正しました。 (2020年6月21日 8時) (レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兎海 | 作成日時：2020年5月16日 23時
