美人は凶器 ページ22
(角名side
「ほんま助かったわぁ
角名くん、来てくれてありがとうな〜」
「いえ、そんな」
かえってどうもありがとうございます。
俺は今、侑と治の家に居る。
テーブルには、てんこ盛りの唐揚げが乗った大皿が、全部で5枚。サラダとお吸い物のセット付き
極め付けにデザートのプリンもある。
治「まーた派手に作りよったな」
侑「お姉、唐揚げん時は分量考えろっていつも言うてるやんけ」
「フッフ、足りんかったらかわいそうやなって思ったらどうしても‥面目ない。
ほれ、冷めんうちに食べて〜」
少し照れた顔でエプロンを外しながら宮姉はそう言った。その姿はやはり ぼーっと見惚れてしまう程綺麗だ。
‥あんまり見てるとそのうち侑と治に命を狙われるかもしれない。気をつけよ
・
・
「ごちそうさまでした」
治「おぉ角名 今日めっちゃ食ったやん」
角名「‥いや、もう食えないけど、すごい美味かった。」
「ほんまぁ？良かったわ〜！」
侑「なぁこれ見て。銀めっちゃ悔しがっとるwwww」
角名「オッホホwwww」
治「今度は事前に呼んであげよ。なーお姉」
「おん、銀ちゃーんまたいつでも遊びにおいでなぁ」
悔しがる銀に、侑は宮姉の声をボイスメッセージで送る。届くのは声だけなのにふりふりと手まで振っている。
可愛い。これで確実に銀が死ぬ
‥
治「お前は何ちゃっかりお姉撮ってんねん」
この可愛さは凶器だ。
・
事件は寝る前に起きた。
角名「は？お前ら何してんの」
侑「ランニングの準備」
角名「は？」
治「試合前の日課やねん。角名も行くやろ？」
角名「勘弁して…」
この双子、脳筋すぎて本当に腹立つ
なに、もう寝る雰囲気だったじゃん。しかももう風呂入ったし
治「拒否権ないで」
「なんでよ‥勝手に行ってきなよ。俺寝るし」
侑「お姉と角名2人にするわけいかんやろ」
「そういう理由？！
えぇ心配される心当たりもあるけど、残念ながらなにも出来ませ‥っやめろ脱がすな！
離せ絶対行かない！」
・
・
怒涛の戦いの末、俺はジャージを着ていた。
最高に不機嫌である。
結論から言うと俺は本日、美人を餌に食いつくと後々、色々しんどくなるという事をこの身を持って強く学んだ。
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兎海(プロフ) - さなさん» わ〜、（ ; ; ）楽しくよんでくださり、ありがとうございました！ (2020年6月30日 21時) (
レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 完結お疲れ様です！毎日楽しく読ませていただきました！ありがとうございました(o^^o) (2020年6月30日 21時) (レス) id: 044cdc5137 (このIDを非表示/違反報告)
兎海(プロフ) - すみた先生さん» うれしいです（ ; ; ）読んでくださりありがとうございました！ (2020年6月30日 18時) (レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
すみた先生(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも楽しく、ドキドキさせてもらいました！ (2020年6月30日 17時) (レス) id: 3d497f3b24 (このIDを非表示/違反報告)
兎海(プロフ) - 東雲。さん» 本当ですね…汗 ご指摘ありがとうございます！訂正しました。 (2020年6月21日 8時) (レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兎海 | 作成日時：2020年5月16日 23時
