ゾンビゲーム【募集企画本編】

7話目　黒崎　颯＿sideプレイヤー ページ7

噂で聞いた遊園地、本当でここなのか？

パチパチと瞬きをして、辺りを見渡す。

人はたくさんいる、だけどゾンビはゼロ。

くぁあ・・・とあくびをする。

涙が出た目を擦り、再度辺りを見回した。


「あ・・・え？」


さっきまで空は青かった。

確かに青かった。

なのに・・・、薄暗くなっていた。

まあ、ゾンビは太陽に当たると焼け死ぬとか某ゲームの設定でもあった。

「すっごい、すごいじゃん！」

よく分からない光景にワクワクする。

ルールとかを聞きたかったので、人がいるところに向かった。


「皆様いらっしゃいませ。」

「あ、はい」

反射的に返事を返す。

お面かぁ、見にくくないのか？

「さて、改めまして…いらっしゃいませ。私は管理人の黄昏と申します。」

管理人、ゾンビを放出する人かな。

「夕暮れの遊園地でゾンビを狩る___。
これが目的でございます。
気付いてらっしゃる方もいると思いますが…
ご自分の左手首にご注目ください。体表型カウンタで、このゲームの「討伐数」をリアルタイムで
お知らせいたいます。






目標は、全滅でございます。
あぁ、プレイ期間は無期限でございます。
どうか死ぬ気で楽しんでください。」

左手首、覚えとこ。

ゾンビはどれくらい居るのだろうか。

て言うかゾンビ実在したんだな・・・。


少々の期待と興奮に頬を赤らめる。

「思う存分楽しんでやる」

そう言って腰のナイフをそっと撫でた。

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している


←6話目 紅 落葉__sideプレイヤー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す