正面突破 ページ9
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向「これほんまに大丈夫か？」
阿「自衛隊基地に抜け穴なんて基本ないよ。だったら正面から堂々と乗り込む方が安全だと思う」
向井さん阿部さん、そして私と深澤さんで自衛隊の中へ入る事になった。
残りの人達はすぐ側のビルで何かあった時の為に待機することになっていて、どうしてこのメンバーかと言うと。
深澤さんは危険を承知で行くし自分が言いだしたことだからって、そしてその場その場で作戦を立てられる阿部さん。
何かと人の懐に入るのが上手い向井さん、そして相手を油断させる為に女の私。
一見このメンバーを見て危険だと思う人は居ないんじゃないかって判断。
ひーくんや目黒さんや宮舘さんは体格良いし駄目だって、さっくんは最後まで着いてこようとしたけど作戦無視しそうだから駄目って阿部さんに言われて落ち込んで、ラウール君は待機側にも頭の回転が早い人が居た方いいってことで待機組。
渡辺さんに至っては『俺は怖いのやだ』だそうだ。
深「それじゃあ行くか。Aちゃんは俺の後ろに居な」
「う、うん」
流石に緊張するなぁって、とぽとぽと歩いていれば阿部さんにポンっと肩を叩かれる。
阿「まだ自衛隊として組織が動いてるなら俺達の命をどうこうってことはしないよ。ただ彼らは国を守る任務があるから、俺達が危険とみなされれば捕えられるだろうけど」
向「阿部ちゃん、それ全然フォローなってへんで？」
阿「え、そう？ 命は大丈夫って言いたかったんだけど」
向「うんそれはわかるけどなぁ、でもなぁ、」
私の緊張を解そうとしてくれたらしい二人が呑気に話しながら先を歩いて行く。
その姿があまりにも自然すぎて、私は肩に力を入れすぎてるのかなって。
深「こんな感じで行けばきっと大丈夫ぅ。それにもし危なくなったらAちゃんだけでも逃がすから」
「そんなっ、」
深「ふふ、じゃねえと佐久間が怒る。怒るとしつけえ〜からさアイツ。だから大丈夫だって」
クシャクシャと髪を撫でられて、今一番気持ちが混乱してるだろうに、ふっかさんはほんとに優しいなって。
「止まれ」
門の前で銃を向けられている私達。
この展開何回目だって。
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ゆきんこ(プロフ) - k.さん» コメントありがとうございます！恋愛モノとしては物足りないだろうこちらの作品を読もうと思ってくださったことに感謝です😭 💜さんは皆さん言ってくださいますね。私が何気に一番頑張って書いたところです。こちらこそありがとうございました😌 (2023年3月19日 22時) (
レス) id: 681c78ed1e (このIDを非表示/違反報告)
k.(プロフ) - こんばんは！いつも楽しくお話し読ませてもらっています！このお話以外も好きですが、このお話は読み終わってもずっと頭から離れず、すごく感動しました！特にふっかさんのとことか号泣しすぎてやばかったです…笑 素敵なお話を作ってくださりありがとうございました！ (2023年2月21日 22時) (レス) @page29 id: c4337e5301 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - リナさん» コメントありがとうございます！わわっ、そう言ってもらえて良かったです！もうここを書いた後どんな風に思われるかある意味恐怖でして。カッコいい結末にできたと思ってます。かっこいいです！彼は嫁も仲間も救いました！ (2021年9月17日 20時) (レス) id: e6ed62ce5f (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - ふっかさんの漢気に涙が止まりません！！買い物途中にも思い出して泣きそうになりました、どーしてくれるんですか！ふっかさん！！！ (2021年9月17日 17時) (レス) id: 7aedc618bf (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» あきさん！コメントありがとうございます！そして読んでくださるんですね(泣)自分で書いてて最低←ですが覚悟しておいてもらえると(ええ色々と)助かります(汗)分かりやすい展開が待ってると思いますがよろしくお願いします。 (2021年8月17日 22時) (レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年8月17日 11時
