53 ページ33
side 貴方
話終えた慎太郎君は泣いていた。
慎太郎「俺がっ…愛を送っていたらっ…！あいつは…あいつは死ななかったのにっ…!!」
そんな慎太郎君に、体が動いた。
慎太郎「…!?」
「慎太郎君のせいなんかじゃない。慎太郎君は、優しいから。」
高１のわりに大きな背中を抱き締める。
慎太郎「愛は…言ってた。いつまでも一緒にいようねって。でも…果たせなかったんだ…。」
まだ愛ちゃんのことが好きなんだろう。
慎太郎君の拳は強く握られ、やるせない思いをかんじさせる。
「忘れろ…なんて、言わないよ。でも、愛ちゃんも…きっと、このままの慎太郎君は見たくないよ？笑って、幸せに生きなきゃ。」
そう言うと、慎太郎君が顔を上げる。
慎太郎「ふふっ。Aちゃんって愛と同じこと言うんだね。愛も言ってた、笑ってって。」
涙を拭うと立ち上がって、私に向き直る。
慎太郎「俺の話、聞いてくれてありがとう。いつか、Aちゃんも話してくれるときが来たら…、その時は俺が支えてやるよ。」
そして、私の鼻に軽くキスをして、頭を撫でられる。
いつか、か…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 606人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆき(プロフ) - すみません、ここのコメントを間違って消してしまいました汗 本当にすみません。 (2016年12月30日 14時) (
レス) id: 7895928487 (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - ゆきさん» そうだったんですか。私は北斗くんとの絡みを増やして欲しいです（個人的に..)最新楽しみにしています！頑張ってください (2016年12月26日 23時) (レス) id: 0509497509 (このIDを非表示/違反報告)
海 - 面白いです！続き楽しみにしてます！ (2016年12月26日 8時) (レス) id: 5caa69d11d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - リリーさん» ありがとうございます！実は作ったんですけど、いまいち気に入らなくて…。リクエストなどあればそれに沿った展開にする努力いたしますので、よろしくお願いします！ 更新はあと少しでする予定です。 (2016年12月24日 20時) (レス) id: 1d26ff2873 (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - この小説すごく好きです！最近は最新されていないんですか？応援しています！頑張ってください！ (2016年12月20日 19時) (レス) id: 0509497509 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆき
| 作成日時：2016年12月7日 0時
