行方不明・3 ～喪われたもの～【歌い手】 (ページ3)

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作「最近歌い手が尊すぎて語彙力を奪われつつある45話。」貴『シーズンスリーなのにまだ45話⁉』作「しゃーない。しーずんつーは番外編のオンパレードやったからのぉ」貴『あー、あー……』← ページ3

坂田さいど。

うらさんの口から出てきた言葉は、とても信じがたい言葉だった。

坂「ぇ…？Aって…あれやん。砂の惑星に一緒におった、あの女の子やん…あ、さては、Aの事忘れちゃいましたドッキリやな⁉騙されへんで！」

そうだ、これはドッキリだ！

沈黙が辺りを漂う。

ねぇ、ドッキリって言ってよ。

お願いだから。

う「いやいやいや、ドッキリでもなんでもないし。…そのAって子、お前の夢の中に出てきた子なんじゃない？」

ゆ……め？

そのうらさんの言葉に、思わず涙がこぼれ落ちる。

じゃあ……Aと出会ったのも、Aの籠っている穴に落ちて一緒に脱出したのも、実はAが砂人やったのも、

一緒に笑って、泣いて、拗ねて、励ましあったのも……

坂「全部……夢やったん……？」

嘘だ、あんなにリアルだったのに。

夢ならすぐ忘れるはずなのに、ぜんぶ、全部覚えてるのに……

坂「夢やなんて……ひどいわ……」

こぼれ落ちる涙が布団を濡らす。

一粒、また一粒と……

う「なんかよくわかんねぇけど、とりあえずラマンの飯食って元気出そうぜ」

天「腹が減っては、戦ができぬ！って言うでしょ？食べよ食べよー！ヘーイ！エビバリセッ！」

全－坂「「「やる気、元気！天月！」」」←

ま「ほら、いこうよさかたん！美味しそうな匂いが……じゅる。」

あぁ、きっと、みんな励ましてくれてるんだろうな……

いつもよりすごくハイテンションだ…←

坂「うん！」

もう、これ以上みんなに迷惑かけたくないから……

しばらくの間は仮面を被っておくことにするよ。

坂「あい、ふぇいくみー…(ぼそっ」

ま「さかたん、なんか言った？」

坂「ううん、何もないよ！」

あいふぇいくみー。

私を偽る。

全ての謎が解けるまで。

全「「「「いっただっきまーす！」」」」

貴方さいど。

nqrseさんとしばらく見つめ合う形になる。

くそぉ……nqrseさんのお顔が美しすぎて直視できねぇ……

思わずふっと目線をそらしてしまう。

すると、nqrseさんは、

n【わかった。その代わり、ちょっと王族の血のデータとか取りたいから、実験してからでいい？】

実験……か。

痛いのはやだな……

n【あ、言っとくけどそんな痛くないよ】

あ、心よまれてもーた(笑)^_^

ま、あの人達といなくていいのならいっか！

貴『じゃ、よろしくお願いします。』

私は今、私を捨てる。

…………

作「最後、意味深ですのぉ」←