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桜「お薬も飲んだし・・・」
「強引な声かけだったけど、『飲むよ』って言われると
できる気がしてさ、量も少ないし甘いからね。
スポイドでもいいし小さなカップに入れても飲んで
くれそうだけどな。
上手に吸入もできていて安心したよ。
今日の量を続けて、上手くいかなかったら
いつでも連絡してね、今日みたいなのは避けたいから」
智「ありがとう・・・あのさ・・・」
「どうしたの？心配なことあるんでしょ？」
智「平日、学校が休みになる日があってさ、
半日ぐらい動物園に連れていってやりたいんだけど、
だめかな？」
「だめじゃないよ、当日、体調が普段どおりだったら
いいよ、何か特別心配なことがある？」
智「いままでほとんどお出かけしたことがないから、
とにかく心配でね、
潤ちゃんの好きそうなのを見て回って長居する
つもりはないんだけどね」
「行ってみて、想像以上に疲れるようなら
早めに帰ってきたらいいし、元気なら少しぐらい
長くいたらいいよ」
桜「そうですね、様子を見ながら行ってみます」
潤「ママ〜パパ〜」
ハイハイでママとパパのところへやって来た潤ちゃんは、
智くんの膝に顔を埋めた。
智「眠たくなっちゃったね、明日お休みだし、
歯磨きしてお顔ふいて寝よう」
桜「もう、ここでしちゃおう、翔先生だから
見られてもいいでしょ」
智くんの膝に寝転んで歯磨きしてもらう潤ちゃんは、
ママに手をつないでもらっている。
潤「いやら〜ねんね〜」
桜「あれ？いやいやしたら、はずかしいよ、
翔先生に見られてるのに」
智「終わったよ、ブクブクして」
うがいもできた潤ちゃん。
顔をふいてくれる智くんをいやいやする。
潤「ママよ〜ママなの」
智「ママがいいの？交代するよ」
潤「パパも〜」
結局、智くんに抱っこされたまま、桜さんに
顔や身体をふいてもらった潤ちゃん。
パジャマにも着替えさせてもらった。
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作者名：ばるこひめ | 作成日時：2021年6月15日 6時
