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「うん、なったね。いい子だね。
デザート食べようか？」
潤「これなに〜？」
桜「エビフライ、えびちゃんよ」
潤「潤ちゃん、食べるの〜」
智「いつも食べないけど、まあ、いいか」
お皿に手を伸ばしてエビフライをつかんだ。
桜「ちょっと、潤ちゃん、待ってって、
やっちゃったあ〜すみません」
「いいじゃない？ここまでして食べたいんだから」
智「潤ちゃん、これにちょんちょんってして、
おいしいぞ〜」
智くんの言うとおりにソースをつけて、手づかみで
口へ運んだ。
潤「うま〜」
智「翔ちゃん、『うま〜い』を教えた責任とってね」
「それは、面目ない」
智「冗談だよ、中学生だもん『うまい』って言うよね、
考えたら」
桜「いい顔して言うから、動画とればよかったね、
ばあばたちに送ってあげたら、ツボだよきっと」
智「いくらちゃんの時にやったら、もっと喜んでくれるよ。
また、たくさん送ってくれて困っちゃうけど」
桜「そうよ、もう入れるところないくらいよ」
智「大丈夫、翔ちゃんすごいからね」
桜「たしかに、たくさん食べてくれてうれしいです」
潤「これ〜」
エビフライを食べ終えた潤ちゃんは、さくらんぼを
さした。
智「いいけどさ〜少しにしよう。
タネとってあげるよ」
さくらんぼを何粒か食べて満足顔。
「忘れかけていたけど、吸入も問題ないね、
シロップもいけそうかな・・・？」
桜「少しデザートとか用意してやってみます」
「また、クリニックでお話をお伺いしますね」
桜「お願いします」
「あの食べないんだよね？」
智「食べないんだって、ホントに。
魚の煮付けなんてさあ、いやそれよりほうれん草か、
いや、全部だよ、全部」
桜「その前に翔先生に抱っこされていることがミラクル」
智「そうだよ、それも」
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作者名：ばるこひめ | 作成日時：2021年6月15日 6時
