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潤「ごっそさま」
ママに手を拭いてもらって、俺の膝から降りた。
智「翔ちゃん、ありがとう、ゆっくり食べてね、
今日はミラクルなくらい食べたよ」
「たまたまでしょ、おおげさなんだから」
おもちゃで遊びだした潤ちゃんを見て思い出して席を
立った。
「ごめんね、潤ちゃんへのおみやげ、
玄関に置きっぱなしだった」
小声で二人に聞く。
「ブロックなんだけど、遊んでくれるかな？」
桜「大好きです」
「よかった」
潤ちゃんの近くへ行って渡す。
「潤ちゃん、これどうぞ」
潤「おっき、潤ちゃんの？」
「そうだよ、開けてみて」
パッケージを見た潤ちゃんは
「うわ〜」って喜んでくれた。
智「潤ちゃん、ありがとうして」
潤「ありがと、わ〜」
桜「ありがとうござまいす、これ新商品ですよね？」
智「そうだね、買ってあげようかって言ってたのよ」
「そうみたい、どれがいいか分からなくて。
新商品ですって言われて決めたのよ」
遊ぶ潤ちゃんを見ながら、楽しく話しておいしい食事を
いただく。
インターフォンがなって宅配業者さんだったみたい。
桜「おじいちゃんとおばあちゃんからだわ」
智「あれだ、こないだ電話したから、
またおっきいね〜、多分もう一個くるよ」
桜「おっきいね、もう一個くるよね(笑)」
「どういうこと？」
桜「こないだ、クリニックでの診察をがんばって
くれたのがうれしくて、両方のおじいちゃんと
おばあちゃんに報告したんです、
もちろん、すごくよろこんでほめてくれて。
なんでも食べていいし、お菓子とか乳酸菌飲料の
話をしたら、『好きそうなもの送る』って。
普段からよく送ってくれるんです。
両方の実家から、ありがたいんですけど、
どっちも量がすごくて。
おすそわけも大変なくらい」
智「うちの親なんて、スーパーに売ってる普通の
ものまでわざわざクール便で送ってくれたりして
さ」
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作者名：ばるこひめ | 作成日時：2021年6月15日 6時
