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不意に動いてしまったら危険なので、固定してもらう。
「まー、いやだね、でも、溜まったままはだめだから、処置するよ、
消毒からね」
医「まーくん、えらいね、がんばれてるよ」
「入れるよ、がんばれ」
カテーテルを入れると、ビクッとして「ギャー」って感じで
泣く。もう、「うわ〜ん」なんて通り越している。
「もう、入ったよ、たくさん出ているから、スッキリするからね」
順調に排泄されて、最後に少しお腹を圧迫した。
「カテーテル抜くよ、がまん」
少しだけ小さくなっていた泣き声が大きくなった。
処置自体は、スムーズに終了できたから良かった。
「まー、お腹もしもしな」
先生にお腹を触診してもらって、俺自身も触診した。
医「スッキリしたね、まーくん、このまま浣腸して帰ったらどう？
その方がおうち帰ってゆっくりできるから、さっきみたいに
翔くんにやってもらおう、翔くんどう？」
「そうさせてもらえるとありがたいです、もう一回、おうちで
がんばらせるのは、さすがにかわいそうで。
でも、先生も看護師さんもお時間、大丈夫ですか？
急に、インフルエンザの予防接種だ、導尿だ、浣腸だって、
大泣きで他の方より手がかかって、泣き声は大きいし」
医「ちょっと、翔くん。
翔くんは、そんな風に考えるの？
予防接種に来た患者さんを診察したら、処置が必要だった。
その時、処置するでしょ。
明日来てくださいって帰ってもらう？
大泣きするから、処置に手がかかるって？」
「いや、それはもちろんその時に処置します。
患者さんの状態で泣かれることがあっても、気にしません」
医「そうでしょ、まーくんだとなにか違うの？」
「・・・それは・・・」
医「もうね、まーくんだからって気を遣いすぎ、
らしくないね、少し冷静になりなさい」
「すみません・・・」
医「ほれ、早くやってあげて、おうち帰ろう、
まーくんがかわいそうだよ(笑)」
「はい、サポートお願いします」
横を向かせて少しガス抜きした後、小児用の浣腸をした。
もちろん、大泣きだったけど処置自体はスムーズにできた。
オムツを戻して、少しだけ吸引して顔を拭いた。
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作者名：ばるこひめ | 作成日時：2021年4月18日 10時
