設定 １２−８ ページ31
潤「先生、痛い？」
耳「耳は痛くないよ、のどは少し痛いと思う、
鼻水はいつもと一緒」
潤「・・・やらないはなし？」
耳「やらないはなし、つらいけど、のども耳も
ひどくなると、手術しないとだめだから、
今、やっとこう」
潤「手術しないもん・・・、
お薬がんばるの、この部屋？違うところ？」
耳「うん、先生も手術は嫌だからね、
お薬はこのままできるよ、この椅子のままできる」
潤「・・・翔ちゃんは、外で待つ？」
耳「翔先生もこのままいてくれる。
さっきみたいにしてくれたら、看護師さんも増えないよ」
潤「うん、翔ちゃん、やらないはなし？」
「そうだな、やらないはなし、翔ちゃんも智先生も手術は
嫌だもん」
潤「わかった、でも、でもね、ちゃんとじっとするから
ギュって抑えないで」
「わかった、約束する。翔ちゃんも看護師さんもギュって抑えない、
でも、けがしそうな時はがまんな」
潤「うん、約束」
耳「じゃあね、あ〜んして」
長い綿棒で膿んでいるところに、薬が塗られる。
潤「あ〜いた、う〜ん、オェ」
痛いところへ薬を塗るんだから、痛みを伴う。
耳「つよいなあ、あと一回だけね」
潤「やぁ〜」
耳「終わり、のどは終わったよ、次、耳ね」
耳も薬を塗ってもらえた。
耳「最後、鼻水だけ吸っとこうね」
鼻汁吸引は大嫌いでいつも手こずるけど、
今日は、俺と手をつないでやらせてくれた。
耳「本当につよかったね、お疲れ様、
しばらく、熱ものどの痛みも続くと思うけど、
しっかり治そうね、
また、明後日診せてね、
しばらくは、お薬飲み込みにくいと思うから、
座薬と点滴でいこうね、
翔先生と智先生がいたら、心配ないけど
今より痛みがひどくなるようなことがあったら、
すぐ教えてね」
「ありがとうございました、
明後日またお願いします、もし、プリンとか
ゼリー食べられたら、食べてもいいですよね？」
耳「もちろん、なんかね、コンビニに美味しい
ゼリーがあるらしいよ、
患者さんがね、治ってもハマってるって
言ってたよ」
「じゃあ、潤くんも見に行ってみようか？」
潤「う〜ん」
「ありがとうございました、失礼します」
潤「ありがと」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ばるこひめ | 作成日時：2021年4月18日 10時
