設定 １１ー１５ ページ22
和「多分、潤ちゃんのペースで慣れていけば大丈夫な気がします、
智先生を中心にサポートさせてもらいます」
雅「学校でのリハビリも潤ちゃんと相談しながらやっていきます、
無理はしないけど、がんばれるところはがんばる、
松岡先生と連携させてもらってもいいですか？
智「お父さん、心配だと思いますけど、潤ちゃんの持っている
力を信じましょう」
「よろしくお願いします。
土日をはさむので、月曜日、一段とぐずぐずすると思います、
登校時間をずらした方がいいですか？
松岡先生とは連携していただけるとありがたいです。
私からも話させてもらいます、
本当にぐずぐずしたり、泣いたり、文句言ったりで
ご迷惑をおかけすると思います」
智「登校時間は気にしないで下さい、
毎年、新学期はにぎやかですから、
でも、お父さんの時間が許せばゆっくりの方が
いいかもしれません。
静かな方がスムーズに登校できそうかな、
装具もつけないままでもいいです。
しばらくは、私服にしますか？
制服で登校してほしい時は、前日に私から
潤ちゃんに言います、
内緒ですけど、体操の時間に着替えなくてもいいですしね」
「配慮していただいて助かります。
様子を見ながら、ゆっくり登校させます。
ざわざわしているとそれだけで不安になることが多いので。
私服、許可していただけると助かります、
ぐずぐずしている時に着替えさせるのが、大きくなって大変で。
潤のほかに私服で登校される方はいますか？」
智「います、います。どうしても、動きにくい子も多いので」
「よかったです、潤ちゃんだけだったって言い出しそうで」
潤「ごちそうさまでした」
智「はい、おいしかった？」
潤「おいしかった、あっ、潤ちゃん全部食べちゃった、
先生、ごめんなさい」
智「いいよ、潤ちゃん、今日はお疲れさま。
月曜日からまた、待ってるからね、
お昼までだからね」
潤「・・・うん、月曜日」
和「歩いてるの見せてくれてありがとう、
お話の間もちゃんと待ってられて、おりこうさんでした」
雅「ゆっくり休んでね、上手に歩けました」
先生方は、最後に潤ちゃんをほめてくださった。
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作者名：ばるこひめ | 作成日時：2021年4月18日 10時
