設定 ７再び−１３ ページ44
しばらくすると、蓮くんのママが着替えやお薬を持って来て
くれた。
蓮母「よろしくお願いします、急にお泊まりなんて、わがまま」
智「いえ、翔が言い出したことですから・・・こちらこそ
急にすみません」
蓮母「いいえ〜潤先生もいてくれるなんて、ありがたいことです。
一人でお友達のお家へお泊まりさせるのは、心配で・・・。
こないだも、ダメって言ったら、すねちゃって。
喘息、でてるよって潤先生に言われてるのに、『行きたい』って
聞かなくて、私とけんかしたんです(笑)」
蓮「ちゃんと、がまんしたもん。行かなかった・・・」
潤「言うこと聞いてくれたもんね」
蓮「だって、潤先生、怒ったら怖いんだもん」
蓮母「いつも優しくしてくれるでしょ。
大騒ぎするの蓮くんじゃない。
もしもしだけの時もいやだ〜って。
抱っこしてもらって耳鼻科へ連れて行ってもらったり」
智「翔ちゃんも一緒です。今日なんて、抱っこしてもらって
耳鼻科へ行ったのに、鼻水かませてもらっただけで。
大騒ぎして、火曜日にしてもらったんです」
蓮母「あら、蓮くんだけじゃないんですね(笑)
採血、点滴なんて言ったら、もう大変ですか？
蓮くん、大嫌いで大変なんです。
いつもみなさん総出です」
智「一緒です、お薬もまだ、シロップですから
(笑)」
翔・蓮「言わないで〜」
潤「今さら、言わないでって(苦笑)」
蓮母「でも、潤先生じゃないと本当にダメで、
一度、時間外に違う小児科の先生にお願いすることに
なったんですけど、本当になにもさせなくて・・・。
困り果てた先生が、潤先生をくれて呼んで、それでやっと」
潤「何事かと思ったら、『なにもさせてくれません』って
呼ばれました。
大泣き大暴れで、もしもしすら・・・。
喘息発作出るぐらいで心配しました。
点滴して座薬しようって言ったら、逃げ出すし。
結局、がんばってくれましたけど。
キックが飛んで来ましたけど」
翔「蓮くんすごい・・・いいなあ、翔ちゃん、
逃げ出すのとキックは無理だもん。
すぐ、抱っこされてギュってされちゃう。
いいなあ〜」
潤「ちょっと翔ちゃん、そこで感心しなくていいからね」
蓮「潤先生じゃないとダメだよ」
潤「あの時の先生、潤先生より優しいと思うんだけどなって
へこんでたよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 65人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ばるこひめ | 作成日時：2020年12月24日 9時
