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翔「うん、ありがとう」
潤「じゃあ、お耳とおは・・・」
翔「じぇったい、じぇったい、お鼻しない〜」
耳「翔ちゃん、先生のお話聞いて、
『今日は、診察しなくていいよ』
そのかわり、約束。
鼻水出たらちゃんとふ〜んしてよ。
ズルズル吸わないよ、いいかな？
それと、ちゃんとスプレーしてね。
それで、火曜日に来てくれる？
その時は、いやいやしないで診せてくれる？」
潤「いやでも、先生・・・」
耳「潤先生、先生が一番知ってるでしょ(笑)翔ちゃんのこと」
翔「火曜日がいい、いやいやしないもん、ちゃんとするから。
今日はやだ〜潤くん、怒らないで。火曜日にしてもらう」
耳「じゃあ、火曜日にね。
翔ちゃん、ふ〜んして」
翔「うん」
耳鼻科の先生に鼻水をかませてもらった。
時間外に耳鼻科へお願いしたのに、まさかの鼻水をかませてもらっただけで
終わった。
小児科へ戻ってカルテを見ると
「今日は希望を聞いてあげましょう、翔くんなら火曜日は大丈夫でしょう」って
書かれていた。
耳鼻科を火曜日にしてもらったからか、抱っこしている俺と目を合わさずに
ビクビクしている。
潤「もうすぐ、点滴終わるからベッドにゴロンしてパパと待ってて」
翔「はい」
少しだけ席を外して、お茶を買いに行く。翔ちゃんには小さなリンゴジュース。
潤「ただいま〜」
翔「・・・潤くん、ごめんなさい。お鼻・・・」
潤「翔ちゃん、潤くんが怒ってると思ってる？」
翔「うん・・・いつもちゃんとしなさいって、
でも、今日はがんばれないよぅ。
火曜日は、火曜日はちゃんとするから・・・」
潤「怒ってないよ、火曜日はちゃんとするでしょ、
それでいいよ、ジュース飲んだら？」
翔「・・・うん、ありがと。
お出かけのことは？」
潤「怒ってないよ。
潤くん、そんなに厳しいかな〜って考えてた」
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作者名：ばるこひめ | 作成日時：2020年12月24日 9時
