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翔side
三人で一緒に楽しく暮らしている。
朝、起きてきたさとくん。いつもと違ってしんどそう。
翔「さとくん、おはよう、お熱測ろうね」
智「ううん〜いや(泣)」
潤「大丈夫、お熱測るよ」
体調が悪いといつもできる診察も吸入もいやいやさとくんが
降臨する。
でも、意思表示がはっきりしてきてうれしいことでもある。
潤ちゃんにぴったりくっついてなんとか、検温した。
３８度もある。
翔「高いねぇ〜、ちょっと、もしもししようね」
智「翔ちゃんいや〜、うわ〜ん」
大泣きするのをなぐさめながら、ひととおり診察した。
翔「喉が赤くなってるよ、最近、流行ってる風邪だと
思う。座薬いれようかな。
潤ちゃん、お昼前にクリニックへ来られる？」
潤「うん、クリニックいける。お願いします、
座薬いれてもらってそれまで安静にしてるよ」
翔「そうだね、水分とって安静にしててね、
喉が赤いから水分、厳しいかも・・・
あまりにぐったりするようなら、連絡してね、
座薬、入れさせてくれるかな・・・
大嫌いだもんね・・・」
潤「大騒ぎだよ〜絶対」
翔「さとくん、お熱高いからお薬しよう、
ゴロンして」
智「いや〜ゴロンしない、お尻も
ちっくんしない」
翔「いやだけど、お尻のお薬するよ、
翔ちゃん？パパ？」
智「・・・お薬、絶対？」
翔「うん、絶対」
智「できないよ、嫌いだもん」
潤「気持ち悪いからいやだよね、嫌いなの
パパも翔ちゃんも知ってるよ、
でも、今は翔先生。
ゴロンして翔先生にお薬してもらいます。
は〜い、ゴロンね」
智「翔先生・・・」
大泣きだけど、なんとかゴロンしてくれたさとくん。
『翔先生』って言われると少しだけ、諦めてくれた
みたい。
横向きがいいんだけど、どうしても大嫌いでいつも
赤ちゃんのオムツ替えの格好で入れる。
翔「おお〜上手にゴロンできたね、翔先生がすぐ終わらせ
ようね」
座薬を入れると、「いた〜い」って言ったけど、入れさせてくれた。
すぐに、潤ちゃんにくっついて「お尻、気持ち悪い」って大泣き
続行中。
潤「ありがと・・・今日、クリニック大丈夫かな？」
翔「どういたしまして、かわいそうだけど、がんばってもらおうかな、
あまり、治りがよくないのが流行ってるから」
潤「そうだね」
翔「さとくん、あとでパパとクリニックきてね」
もう、大泣き続行で聞いてない。
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作者名：ばるこひめ | 作成日時：2020年12月24日 9時
