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翔「もう・・・嫌い。
潤くん、絶対お薬っていうの知ってるでしょ」
医「それも書いておこうか？」
翔「絶対、だめ。書かないで」
医「冗談だよ。書かないから安心して。
じゃあ、またお顔見せて下さい」
「はい、ありがとうございました」
翔「ありがと・・・」
耳鼻科はスムーズに終了した。
翔「智くん、ジュース買いに行こう」
「うん、潤くんが終わったら行こう」
翔「ちがうよ。今から行くの」
いつの頃から、こう言って少しでも時間を稼ぎたいみたい。
「着いちゃったよ。すぐに順番来そうだから、待ってよう」
翔「・・・もういい(拗)潤くん来ちゃうよ」
潤「お待たせ、行こうか？」
翔「待ってないよ、ジュース買いに行くのに(怒)」
潤「終わってからゆっくり行こう」
翔「今がいい。翔ちゃん、先にジュース買うの」
潤「あれ？ジュースは後からねって約束したじゃん」
翔「潤くんが勝手に決めた。約束してない」
「翔ちゃん、終わったら行こう」
翔「・・・うん、いてね。智くん」
診察室へ入る。
潤「調子どうですか？」
翔「ふつう」
潤「じゃあ、ベッド寝てもしもししようかな？」
翔「嫌だ、このまま」
潤「いいよ。でも、お腹の時はベッドね」
看「そうしてもらおうね。ちょっと、服あげるね」
聴診器をあてると、モゾモゾ動く。
潤「前は終わり。背中ね」
翔「うん」
今日はとても順調。
潤「はい、あ〜んして〜」
大人しく喉も診てもらえた。
潤「お腹診せて」
ベッドへ寝転ぶのを少し手伝う。
俺のシャツを掴んでくる。
潤「排泄は順調？
少しだけ、お腹ぽっこりしてるね」
翔「してないもん」
「調子いいんだけど、頭が痛いって言うことが
たまにあって」
翔「痛くないもん、大丈夫」
潤「そうなんだ、CT撮ってみ・・・」
翔「嫌だ、しない」
潤「嫌だ？寝てるだけですぐだよ」
翔「嫌だって言ってる・・・」
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作者名：ばるこひめ | 作成日時：2020年12月24日 9時
