122.二度目の仕事 ページ22
熱は完全に下がり、週が明けて 出社した。
翌日には キュヒョンから
戻った、との連絡を受け お疲れ様を返した。
2日後には CMの撮影。
準備は 万端。
・・ただ。
ニューヨークからもらった電話の内容が
私は少し 気がかりだった。
撮影日の前日、様子が気になって
彼の携帯に電話を入れるけど
コンサートの準備で忙しい 今、当然
その電話に キュヒョンが出ることはなく・・
「明日、よろしくお願いします」
繋がった留守電に メッセージを残した。
ソンミン君からも メールは時々もらう。
個人的にレッスンを受けているという
日本語に関する質問だったり
おいしいケーキ屋さんやカフェの話だったり。
言ってみれば "当たり障りのないメール"だ。
初めて 連絡先を交換した時から、ずっと
コンスタントに続く それは、きっと
彼が私を"友達"として見てくれているからで
彼の"内に秘めた恋"を聞かされた 今でも
その恋に対する相談事が届いたことは 一度も無い。
知り合ってわずか 1年ほどの私ですら
そのことを 寂しく思うのだから
遥かに長い年月を 共に過ごしてきたキュヒョンは
その事実がなんであれ、もっと寂しく思っているんだろう。
そんなことを考えながらも 日常は過ぎていき
いよいよ CM撮影、当日になった。
朝、会社には行かず 直接スタジオに入り
備品をチェックし終える頃 部長が到着した。
『おはようございます』
部長『あぁ、おはよう。全部 揃ってるね？』
『はい、監督も もうすぐ来られるそうですし
SJの皆さんは 10時入りの予定です』
部長『そう。じゃ、挨拶済ませたら 僕は社に戻ろうかな？
○○君に任せておいても、大丈夫そうだしね(笑)』
2度目の今回、打ち合わせの段階から
部長は 私を信用してか、色々と任せてくれている。
認めてもらえている感が ひしひしと伝わって
それが、私の中のやる気に繋がっていく。
頑張ります、と答えれば 少し笑んで
何かあったら すぐ連絡して、と 言い
到着したばかりの監督に 挨拶に向かった。
ジャケットに入れていた携帯が メールの着信を告げる。
”ヤバ！ 音 切っとかなくちゃ”
そう、思いながら確認したメールは キュヒョンから。
「今、近くで信号待ち」
小さな報告メールに、一瞬
仕事を忘れて 胸が躍った。
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miki(プロフ) - ひかり♪さん» そうですか？ありがとうございます！私の妄想の兄さんはこんな感じの人なんですが(汗)ひっそりを早く近づけて一緒に楽しんでいただきたいんですがなかなか進まなくてｼﾞﾀﾊﾞﾀしてます(泣) (2013年7月6日 20時) (
レス) id: 1b204763f3 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり♪(プロフ) - 兄さん、いい味出してますね^^ひっそり〜と交わってきたような本編。わかっていても消えない想いに苦しむミンくん、皆に見守られて、それもまた辛そうで・・・ああ恋ってこんなだったかも〜と、共感してます^^ (2013年7月6日 16時) (携帯から) (レス) id: eb66ac2e50 (このIDを非表示/違反報告)
miki(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございました！私の妄想の中のぎゅったんは優しくて心配性です（笑）可愛いって思ってもらえて安心しました〜♪ (2013年6月18日 21時) (レス) id: 31e1ff3501 (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - 心配性なギュ氏もかわいいですね^^ (2013年6月18日 14時) (レス) id: e7c178481f (このIDを非表示/違反報告)
miki(プロフ) - ぎゅーてむさん» ありがとうございます！毎日遊びに来てくださってるようでとても嬉しいです！これからもがんばります♪よろしくお願いします<(_ _)> (2013年6月17日 8時) (レス) id: 31e1ff3501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miki
| 作者ホームページ：https://twitter.com/0203miki0228
作成日時：2013年6月5日 14時
