120.離れている今、気付くこと ページ20
良くなっているにも かかわらず
あれやこれやと 世話を焼いてくれるナリは
結局、例の”仮想結婚”を見終わるまで 一緒にいて
最後に 私の熱を確認して、帰っていった。
「いい機会だから 体温計 買ったらいいよ。
どうせなら基礎体温計にして 毎朝 計るようにすれば？」
そんな助言を 一つ残して。
基礎体温、って。
妊娠しやすい とか、今日は大丈夫 とか
そういうのの 目安になるヤツだよね、確か。
付き合い始めて １年以上経ったし、もちろん
・・そういうこと、も あるわけだし。
「いつかは 結婚したい」
そう、言っては もらったけど
キュヒョンの職業を考えれば
「彼女に赤ちゃんが出来たので 結婚します！」
なんて、会社的にも 世間的にも まずいはずで。
初めての時は 何もかもが分からなかった私だけど
あの、どこかへ行ってしまいそうになる意識の中で
キュヒョンが そういうことを
ちゃんと してくれてるのに、気付いて。
・・・大切なことだ。
きちんと 自分の体のことを知るためにも
薬局に行ってみよう、そんな風に思っていれば
おもむろに 彼専用 着信音が鳴り響いた。
「もしもし、キュヒョン？」
KH「うん。A、寝てた？」
「ううん。もう、寝てなくても 大丈夫」
KH「熱、また上がったりしてない？」
「平気だよ」
KH「治りかけは用心しなきゃ。無理したらダメだからね」
「分かってる、ありがとう。そっちは今、何時頃なの？」
KH「あー・・早朝、かな」
「眠ってないの？」
KH「寝たよ。目が覚めただけ」
「・・ホントに？」
KH「・・ホントは 声が聞きたかったから
目覚ましかけてた」
小さく呟いた その声が、私の耳に 甘く響く。
キュンって また、胸が 音を立てた。
「他の人は まだ寝てるの？」
KH「俺とソンミンヒョンで 一部屋使ってて
出てくる時 ヒョンは寝てるっぽかった」
「宿舎にいる時と一緒なんだね」
KH「そうだね、俺はソンミンヒョンは
同室になること 多いよ」
「そうなんだ♪ 仲いいんだね！」
KH「・・どうかな？」
「え？仲、いいでしょ？」
KH「悪いわけじゃないよ？勿論。でもヒョンはね
俺に多分、秘密にしてることがあると思う。
前は隠し事されたことなんて 無かったから
ちょっと・・・寂しい、かな」
ソンミン君の切ない恋を キュヒョンは聞いてない
そう、私は 直感した。
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miki(プロフ) - ひかり♪さん» そうですか？ありがとうございます！私の妄想の兄さんはこんな感じの人なんですが(汗)ひっそりを早く近づけて一緒に楽しんでいただきたいんですがなかなか進まなくてｼﾞﾀﾊﾞﾀしてます(泣) (2013年7月6日 20時) (
レス) id: 1b204763f3 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり♪(プロフ) - 兄さん、いい味出してますね^^ひっそり〜と交わってきたような本編。わかっていても消えない想いに苦しむミンくん、皆に見守られて、それもまた辛そうで・・・ああ恋ってこんなだったかも〜と、共感してます^^ (2013年7月6日 16時) (携帯から) (レス) id: eb66ac2e50 (このIDを非表示/違反報告)
miki(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございました！私の妄想の中のぎゅったんは優しくて心配性です（笑）可愛いって思ってもらえて安心しました〜♪ (2013年6月18日 21時) (レス) id: 31e1ff3501 (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - 心配性なギュ氏もかわいいですね^^ (2013年6月18日 14時) (レス) id: e7c178481f (このIDを非表示/違反報告)
miki(プロフ) - ぎゅーてむさん» ありがとうございます！毎日遊びに来てくださってるようでとても嬉しいです！これからもがんばります♪よろしくお願いします<(_ _)> (2013年6月17日 8時) (レス) id: 31e1ff3501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miki
| 作者ホームページ：https://twitter.com/0203miki0228
作成日時：2013年6月5日 14時
