111.いってらっしゃいの、キス ページ11
KH「そろそろ・・行かないと」
「うん、気を付けてね」
KH「ありがと。Aは ゆっくり休んで？
今日は そのまま寝てて？」
「・・うん。ありがと」
近寄って 私を覗き込む、キュヒョン。
「・・どうか、した？」
黙ったまま 私を見据える目が、少し切なげ。
やっぱり・・寂しかったり するのかな？
KH「お見送りなしの代わりに
・・いってらっしゃいの キス、して？」
え？本気？
私、病人なんだよ？
そう思う 頭の隅っこで、さっきの意味深な
アラさんの笑顔を 思い出した。
「・・そんなのダメだよ・・うつっちゃう」
彼の体調や スケジュールを思えばこその
妥当な答えに ふわっと笑って。
KH「そう言うだろうと思った(笑)」
行動読んでるなら、なんでわざわざ・・
と、思っていたら 大好きな手が
額にかかった髪を、さらりと寄せて
キュヒョンの唇が そこにくっついた。
KH「・・ここなら、うつんない(笑)」
じゃぁね、行ってきますって
綺麗な笑みを浮かべた後、寝室を出て
何やら アラさんに声をかけてから
帰っていったようだった。
・・別の意味で 体温上がる。
朝から 甘い。
小さな言動 一つ一つが
平常時でも 異常時でも
私の胸を キュンキュンさせる。
頬に手を当てて 熱さを確認しようとすれば
そこに入ってきた、姉上様。
AR「・・何か 余計なこと、されなかった？」
感が鋭いのも 姉弟、一緒なのか。
行動の先を読むのが得意なのも 遺伝なの？
「平気、大丈夫」
・・何が平気なの？！
と、自ら突っ込みたくなる返事に
少し布団をあげて 顔を隠した。
AR「まだ、お腹減らない？」
「それより アラさん・・時間 平気なの？
お仕事、間に合う？」
AR「うん。まだ一時間くらい 大丈夫だから 安心して？
少し 眠れそうなら、あっち 行ってるよ。 結局
キュヒョンがごちゃごちゃ話して 眠れてないでしょ？
せっかく飲んだ薬も 効かなくなっちゃうよね(笑)」
やっぱり、似てる(笑)
毒舌マンネのお姉さんは さらに上を行く毒舌のようだ。
お父様や お母様まで毒舌だった時の為に
私は少し 覚悟しておいたほうがいいかもしれない(笑)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 190人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
miki(プロフ) - ひかり♪さん» そうですか？ありがとうございます！私の妄想の兄さんはこんな感じの人なんですが(汗)ひっそりを早く近づけて一緒に楽しんでいただきたいんですがなかなか進まなくてｼﾞﾀﾊﾞﾀしてます(泣) (2013年7月6日 20時) (
レス) id: 1b204763f3 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり♪(プロフ) - 兄さん、いい味出してますね^^ひっそり〜と交わってきたような本編。わかっていても消えない想いに苦しむミンくん、皆に見守られて、それもまた辛そうで・・・ああ恋ってこんなだったかも〜と、共感してます^^ (2013年7月6日 16時) (携帯から) (レス) id: eb66ac2e50 (このIDを非表示/違反報告)
miki(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございました！私の妄想の中のぎゅったんは優しくて心配性です（笑）可愛いって思ってもらえて安心しました〜♪ (2013年6月18日 21時) (レス) id: 31e1ff3501 (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - 心配性なギュ氏もかわいいですね^^ (2013年6月18日 14時) (レス) id: e7c178481f (このIDを非表示/違反報告)
miki(プロフ) - ぎゅーてむさん» ありがとうございます！毎日遊びに来てくださってるようでとても嬉しいです！これからもがんばります♪よろしくお願いします<(_ _)> (2013年6月17日 8時) (レス) id: 31e1ff3501 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miki
| 作者ホームページ：https://twitter.com/0203miki0228
作成日時：2013年6月5日 14時
