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・・・A
優しく
でも、時折 切なげに
何度も 何度も
名前を 呼ばれながら
彼のしたいようにされた夜。
ぼんやりとした心持ちで
彼を見上げたら
前髪を 柔らかく梳かれ
おでこに しっとりと
唇が触れる。
KH「・・・動けるなら。
お風呂 準備してくるけど？」
この部屋で 二人暮らしを始めてから
お手伝いしてくれることが
前にも増して 増えた彼。
仕事で 忙しいはずなのに
働いてるのは Aもでしょ
なんて、笑いながら。
お湯を溜めて そこに
白い入浴剤を 溶かしてくれるのも
彼が 家にいる時は
彼の仕事、というか
役目みたいになってる
・・・私が入れると 色が濃いからだそうだ。
お願いしたら
待ってて、って 大好きな声。
優しく、諭すみたいな 話し方。
今日から ほんの少しの間だけ
その差は 1つになるけれど、それでも
絶対に ひっくり返らない
私達の 年齢差。
だけど、気持ちが大きい彼に
その 心の広さに
甘えさせてもらってる 私は
いつだって 守られて
大切にされて
愛されてて。
3年前の イブの夜。
私の故郷で
彼が 私にくれた言葉。
彼の言う
「2番目に言いたい言葉」が
もらえるのは まだ
先の事になりそうだけど
あの日誓った 大切なことを
これからも 胸に刻みながら
いつ どんな時でも、いつまでも
ここで
彼を待っている人で あり続けたいな
・・・なんて。
ドアが開いて、ゆっくり 近づいてきた
私の、大切な人。
横たえていた身体を 慌てて起こせば
片腕で ゆるりと抱きしめられて
こめかみに 小さなキス。
KH「誕生日が終わる前に 星の王子様と
そのヌナ お手製のケーキ、食べなくちゃ」
嬉し気に言葉にして、にっこりする。
KH「リョウクの事だから 甘さ控えめなんだろうな。
いつものカフェオレ、お願いしていい？」
1つ年を重ねた彼との 毎日が
また、
今日から 始まる。
＜fin＞
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miki(プロフ) - ミイナさん» ミイナちゃーん！ココも読んでくれてたんや♪ありがとー！！ (2016年12月26日 22時) (
レス) id: 5d0a21615e (このIDを非表示/違反報告)
ミイナ(プロフ) - ネンネ前のお楽しみ！ありがとう♪チッチ♪ (2016年12月26日 2時) (レス) id: f2975abd2f (このIDを非表示/違反報告)
miki(プロフ) - nasuさん» いえー、こじつけ感満載ですみません（笑） (2016年12月25日 23時) (レス) id: 5d0a21615e (このIDを非表示/違反報告)
nasu(プロフ) - クリスマスソンムルありがとうございます (2016年12月25日 18時) (レス) id: 5c6220a3d5 (このIDを非表示/違反報告)
miki(プロフ) - さらささん» さらささん、こんにちは！コメントありがとうございます♪・・えー、私だって覗き込まれたいです（笑） (2016年4月4日 20時) (レス) id: dc2db6b3ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miki
| 作者ホームページ：https://twitter.com/0203miki0228
作成日時：2016年2月3日 23時
