立 海 車 椅 子 少 女

涙 ページ4

幸村先輩は、他の人と違う。

心優しい人。

私は・・・こんな人に初めて会った。

幸「俺、何か変なこと言った？」

「ち、違います。嬉しいんです・・・。」

幸「？」

「今まで、あなたみたいな人に出会ったことがないんです。皆・・・どうしてそんな事故に遭ったんだと聞いたり、かわいそうにと同情したり、そんな人しかいなかった・・・。」

幸「・・・。」

「でも、先輩は違います。先輩なら・・・信じられます。これからお願いします、幸村先輩！！」


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私、こんな笑顔になれたのって久しぶりだな。

あの事件があってから、ずっと笑ってなかったもん。

そりゃ、久しぶりだよね。

幸「！！うん・・・こちらこそ。」

気のせいかな？

今幸村先輩の顔が赤かったような・・・・。


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・


・


？「幸村部長ー！！」

幸「赤也じゃないか。珍しいね、こんな時間に登校してくるなんて。」

赤「仕方ないっすよ、今日日直なんですから。」

幸「あ、Aちゃん。彼は切原赤也。君と同じ、2年だよ。赤也、この子は東雲Aちゃん。転校生で、赤也と同い年。」

「よ,よろしくお願いします・・・。」

赤「おう、こっちこそ。」

幸「おっと。もうそろそろ教室に行かないと。あ、Aちゃん。職員室まで押してってあげるよ。」

「ありがとうございます。」

職員室から教室へ、ＨＲ→←転入生の女の子　幸村ＳＩＤＥ

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