【男攻主】テリーヌ型のプリン【東海ｵﾝｴｱ】 (ページ7)

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【不条理の塊】核弾頭を一番よく知るのは誰？第一回すだれ王！4 ページ7

そうチャリーンと丸めた穴に人差し指を通してニヤニヤ笑いつつのたまうと、薄暗い廃墟に突然ラッパを吹き鳴らす天使が舞い降りた時みたいな沈黙が訪れて、思わずアワアワとしてしまう。

勿論焦りまくりやったけど、やがてみんなが呆れたけど茫然として笑う気にはなれんかったっぽい顔で、残念そうにこうひそひそ話していた。

り「顔は悪くないのに、色々と喋りすぎるヤツだよね、」

ゆ「どうして変なところでウブなんだろうね？」

す「そらそうよ、みんなとそういうことになった時に泣かんでも済むようにしたげたいから。経験も大切やけど、知識を身につけておくのも大事なことやし」

虫「言ってることはいいことそうに見えるけど僕らとワンチャンあるって思ってる時点で」

それからも紆余曲折色んな問題。例えば、もしも願いが叶うとしたらだとか最近面白かったことはとかが出され、そのたびに俺の黒歴史が視聴者さんの前で暴露されたり。

様子を見にやってきてくれたばゆちゃんがカメラの前で大ゴケして全員がすっ飛んでいって扱いの差になんでやねん、と思ったりとまさに色々な出来事が起こった＿＿。

ゆ「一時期女の子と付き合ってた時、こっそりコンビニで冷静装ってゴムを買おうとしたけど照れすぎて汗が止まらなかったらしいよ」

虫「しかもそれ見られてフラれたらしいですね、はい」

す「やめてぇー！あんまりや、(？) 」

し「ふんふふーん。って、いてっ！」

り「しばゆー大丈夫？傷に塩すりこもっか？」

し「マジでやめて、マジでやめて」

浅い笑いじゃなくて、胸の辺りから麗らかな春風が吹きつけたみたくこみ上げてくる感覚に。この時間が終わるのは惜しいなあ、俺が主役の動画ももう少しはないやろうしなあ、

と若干打算的に寂しい気持ちになりしみじみと感傷に浸っていると、くるりとさっきまで酒が入った時のようにはしゃいでたゆめちゃんがこっちを眺めて、ふとした拍子でくす、と頬をほころばすように笑いこう言った。

ゆ「もう、そんな雨に濡れた子犬みたいな顔しなくてもいつでも構ってあげるって。まあすだれはさ、頭の中はピンクだけど、みんなのことを本当に好きなんだなってわかるよ。空回ってるけど。そんなところが、すだれの何にも代えがたい長所だと思うなぁ」

す「やば、……さっすがゆめちゃん、愛しとるでぇ、お嫁さんになってぇ」

ゆ「うん、法改正できたら考えてあげるよ」
　