【学パロ】好きです。だけど、ごめんなさい。【d!】【zm】

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「ねぇ、そこのお嬢さん達。良かったら、
　 俺等と遊ばない？」



確かにお祭りは少女漫画のイベントだって
言ったけど…

別にナンパまで漫画通りにしなくてもいいじゃ
ないか！！！！！


優(Aちゃん、これっていわゆる…)

　(ナンパだね…どうする？)

優(とりあえず、逃げよう)


優奈ちゃんとアイコンタクトを取って、
走ろうとしたけど、男の人達に手を掴まれて
しまう。



優「ちょっと…離してください!!」

　「いい子にこっちきてくれないの？
　 悪い子だなぁ…」

…あっちに行けば、いい子？


　『…私が行ったら、もうひとりの方…
　 優奈ちゃんは、離してくれますか』

　「聞き分けのいい子は好きだよ。だから、
　 そうだね、君が来るならもうひとりは
　 離してあげる」

優「ちょっと、Aちゃん!?」



行ったらだめなのはわかっているけど、体は
自然に男の人の方へ向かってしまう。


　『優奈ちゃん、ごめんね』

これで優奈ちゃんが助かるなら。

その時。


　「あっぶな…」

肩を掴まれて、ぐい、と引き寄せられる。

突然のことでわけがわからず、引き寄せられた
方を見ると、そこには。


　『しゃおろん、くん…』

ｼｬ「何しようとしとんねん。危ないなぁ。

　 …なぁ、おにーさん達？知り合いの兄に
　 警察おんねんけど…今言ったら、
　 どうなるんやろうな？」

　「っひ…」


シャオロンくんがそう言うと、男の人達は
いちもくさんに逃げていった。

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