【Sou】人が変わりすぎじゃないですか？ (ページ3)

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3＊帰り道ページ3

S「あの、ほんとに僕と帰っていいんですか…？」

爽君は下を向いて言った。どうしてこうネガティブ考えちゃうんだろう…

『私、爽君と話したいって思ったから喋りかけたんだよ？嫌だったら話しかけないよ～』

S「え、あっ、あの、ありがとう、ございます…」

『あははっ！！爽君キョドりすぎ！いいよ、敬語外して？』

変なツボが入って横腹が痛い。いざとなったら救急車呼んでもらおう

S「敬語…外すんですか…？」

『ふふっ、そうそう』

S「じゃ、じゃあ…」

『あと私の事はAって呼んで～、ははっ』

S「分かった…あの、笑いすぎじゃない…？」

ちょっとツボ入っちゃったので、おさまるのに時間を催す。

『だって爽君が、あははははっ！！！』

S「ちょっとやめてよ…」

爽君はそう言って顔を抑えた。顔色はうかがえないけど多分照れてる。

『ひぃ、ひぃ、そういえば爽君ってなんか趣味とかないの？』

S「ん…ゲームとか歌とか…かな？」

指をもじもじしながら言う。何その仕草女の私より可愛いじゃん。

『え、因みに歌ってどういうの？』

S「ボ、ボカロとか？」

『ボカロ！？私も好き！！爽君ボカロ知ってるんだね！わたし周りにボカロ好き居なくてさ…。ボカロ好きな人いて嬉しい！』

S「ｴｯ、あっ……う、うん…」

『あ、』

隣の爽君がめちゃくちゃ照れてる。顔全体が真っ赤に染まっている。可愛いのぉ…(じじい？)

『あ、もう駅じゃん！爽君上り方面だよね？』

S「うぇ、うん…」

『じゃあ私下りだから！バイバーイ！！』

大きく手を振ると爽君は小さく手を振り返してくれた

そのまま私はハイテンションで家に帰っていった。まさか爽君がボカロ好きなんて…！