従兄さん、理科室分からん ページ11
二時間目も無事に終わり、次は理科室での実験らしい
サキ「Aー、理科室分かるー？一緒に行こー！」
あ、良かった、治くんといったとこにはなかったからどうしようと思ってた
You「うん！一緒に行きたい！」
いこいこー！とテンション高く言うサキ
楽しいな
サキ「必要なものはー、教科書とワークとファイルなんだけど、ファイルはAには多分今日渡されるよ！」
You「ありがとう、サキ」
必要なものを用意して、雑談を交えつつ廊下に出た
サキ「ねえA、Aがみ＿＿＿＿＿」
「A」
サキの言葉を遮って私の名前を呼んだのは治くん
You「治くん、何？」
治「いや、理科室さっき説明しとらんかったから、大丈夫かとおもて」
そういうことだったのか、出来れば話しかけないで欲しいけど、厚意だし、でも、
You「大丈夫、私はサキと行くから,,,あれ？」
その様子を目を輝かせて見ていたサキがいつのまにかいなかった
サキー！！！なんで！先に行く！？
もしかして「うまくいってね」的なアレか！？やめてよもう本当に
従兄さん、助けて(切実に)
もう、ホントこの双子と居たり喋ったりすると女子からの視線が,,,きつい
治「理科室こっちやで」
そのままついていくことにした
サキいないし、男子に聞けないし、女子いない(居るけど人見知りだから聞けない)
治「さっきツム来たやろ、1時間目の後の休憩に」
ああ,,,そうだね、行かなかったけど
治「帰ってきてアイツAに会えんかったーてずっと言ってたんやでｗ」
You「それはごめん、でもちょっとめんどくさくて」
治「別にAが謝ることないで。ツムはいっつもうるさいからな」
ハハ、と笑う治くん
さっきはちょっと、目立ちたくないしやめて、って思ったけど、治くんとは話すのなんか安心するな
私は沈黙が気まずくて、話しかけようか迷った
でも、治くんは苦ではないように見えたから、そのまま進んだ
なんとなく、本当になんとなく、治くんの方を見た
その横顔が、大人っぽくて、かっこよくて、でもどこかあどけなくて、ドキッとしたのは秘密
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もずきむ(プロフ) - Umi @元うみがめさん» ！？うみがめっ何故ここに！？読んでコメントくれるの凄い嬉しいけどもっびっくりした,,,！ (2021年12月31日 11時) (
レス) id: b697353442 (このIDを非表示/違反報告)
Umi @元うみがめ(プロフ) - あぁぁぁぁ作風好きだわ…もずきむ天才(唐突) (2021年12月31日 2時) (レス) @page10 id: 8ff1efcde0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
