07.口角 ページ9
『集まれ…って…何かあったの？グルちゃん。』
「はっはっはっは！！！そうだゾ！A！」
生徒会室。
もう昼休みは終わっている。
なのに、特別に生徒会委員だけ5限目の授業を遅れてもいいから、用事を済ませてこいと担任に言われた。
うん…
どんだけグルちゃん権力あるの…？←
それにグルちゃんの口角はずっと上がりっぱなし。
そんなに嬉しいことでも…あったのかな？
私が不思議に思ってグルちゃんを見てると、「どうしたんだ？A。」と、グルちゃんの整った顔がドアップで私の瞳に映った。
『え？！い、いや、なんでもないよ！！』
私は思わずびっくりして、声を上げる。
「なら、良いんだが…」
「これで全員集まったな。」
すると、トントンがグルちゃんの隣に立ってそう言った。
声が、いつもと何だか違うような気がする。
私は息を呑む。
隣にいるシッマも、目の前に座っているエミさんもいつもと違う事は分かっていると思う。
.
「夜の学校に！！潜入するゾ！！」
……？？？
「は？グル氏何言ってるん？」
シッマが声を上げる。
「夜は寝ないと肌が荒れるめぅ〜。」
私より女子力が高いマンちゃん。
「せ、せや！なんで俺達が…」
ロボロも困惑。
「コネシマさん殺せるならいいっすけど、ダルいっす。」
もう既に面倒くさそうなショッピくん。
「なぁトントン〜。可愛い女の子おる？」
大先生はやっぱり大先生。
「あー、俺は無理やわ。シャベルのお手入れあるから…」
そう言って帰ろうとするシャオちゃん。
『逃がさないよ、シャオちゃん＾＾』
「はぁぁぁぁ？！！なんや！Aー！！！」
「ま、まあ、とりあえず1回落ち着きましょうよ…」
そう言って、紳士のエミさんが私達をなだめる。
私はシャオちゃんのニット帽を掴むのをやめて、自分の席に戻った。
「驚くのも無理は無いけどな、もう生徒会がやるって言ったから、変えられないんや。」
そう言ってトントンはため息をつく。
横にいるグルちゃんは、何だか凄く楽しそうだった。
「理由は＿」
「夜の学校に居る、七不思議と戦争だぞ！！はっはっはっは！！！楽しみだゾ！！」
トントンの説明を差し置いて、グルちゃんがそう言った。
今日のグルちゃんは、人一倍子供っぽい。
──────
いや、皆さん気が付きました？(何にだよ)
気になったら、私が今度解説しますね♡←
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れんるん - 完結おめでとうございます！めっちゃ良かったです！ (2020年3月31日 14時) (
レス) id: 5708181a46 (このIDを非表示/違反報告)
さんさん - 完結おめでとうございます！ (2019年8月14日 22時) (レス) id: e7f7174040 (このIDを非表示/違反報告)
草餅 - 無事完結しました！！最後までお付き合いありがとうございます！！ (2019年8月14日 14時) (レス) id: 14ae4b0fa4 (このIDを非表示/違反報告)
草餅 - さんさんさん、コメントありがとうございます！！猫がいなくなったのは夜だけなので割と大丈夫(???)なんですよ！！21のやつ誤字ってますね！！すみません！直しておきます！！教えて下り、ありがとうございます！！ (2019年8月13日 14時) (レス) id: 14ae4b0fa4 (このIDを非表示/違反報告)
さんさん - すみません。21.でお母さんのセリフ「ごめんなさい。私だって、貴方達の事を考えて転校なんてしたけないの」ここ「転校なんてしたくないの」では？違ったらすみません。 (2019年8月13日 10時) (レス) id: e7f7174040 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：草餅 | 作成日時：2019年6月30日 19時
