【SERVAMP】短編集♪ (ページ17)

今日:14 hit、昨日:1 hit、合計:81,427 hit

泣かないで【リヒト・切甘】ページ17

病院

貴「ふぅ…」

「Aさん、楽しそうですね」

貴「あ、看護師さんとても楽しいですよ」

「何が会ったんですか？」

貴「お友達ができたんです♪」

「それはよかった、どんなヒトなんですか？」

貴「えっと…黒い髪に左側が一部白くて
厚着してしてる不思議な男のヒトでした」

「そうなんですか、お名前は？」

貴「リヒトさんです！」

「え!?もしかしてピアニストの？」

貴「ピアニスト？」

「結構有名なんですよ！」

そう言ってパンフレットのようなものをくれた

貴「わぁ♪ほんとだー」

「おっと、もうそろそろ就寝時間かな？
じゃあ何かあったらナースコールでよんで下さいね」

貴「わかりました。」

「あと、明日の外出時間は
朝９時から夕刻３時までです」

貴「…はい」

がらがら…

貴「また外出時間早くなったなー」

そう考えていると

ふと、自分の過去か脳裏に浮かんだ

あのとき私はまだ11くらいだったと思う

―ー―ー―ー―ー―

母「A、一回しか言わないわよく聞きなさい」

貴「はい、お母さん」

母「友達にばいばいしてきなさい
もう会えなくなるから」

貴「なんで？」

母「いいから、早く」

貴「わかった！」

友達みんなにお別れをいったあと

大きな病院…此処に連れてこられて
ここの白くて広い部屋に入れられた

最初は楽しかった

なぜこんな所に連れてこられたのかは
分からなかったけど

お医者さんも看護師さんも
お父さんもお母さんも優しかったから

でも…

ある日

聞いてしまった

母「やっぱり、娘は助からないんですか!?」

「はい…お気の毒ですが…
生きられて17まででしょうね」

貴「(？！私死んじゃうの…？)」

父「どうにか、治す方法はないんですか？」

「残念ながら…」

ガタン!!

父「！誰だ!!」

ガラッ

母「A…」

貴「あ…お母さんお父さん…ご、ごめんなさい…」

ダッ

父「待ちなさい！A！」

―ー―ー―ー―ー―ー―ー―

貴「嫌なこと思い出しちゃったな」

時計を見ると９時をまわっていた

貴「…寝よう」

明日があることを信じて…

…＊…＊……＊……＊…＊…

ようやく三話目書き終えた((←
後二話で終わる予定です