~出会い~YHside ページ44
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2009年
今日は丸一日PV撮影
「セットチェンジなんで少し休憩です」
そう言われ、
スタジオを後にするメンバー
僕も出ていこうとすると…
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「それは、もうちょっとこっちです!」
そう言いながら重そうなテーブルを
抱えている女性
「それも…こっちです」
今度は一人掛けのソファーを
ズズズ…と
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慌てて駆け寄り
YH「手伝いますよ?」
声をかける
目を丸くして僕を見た
「大丈夫です…!
アーティストの方にそんなこと…
私、田舎育ちなんで力持ちです^^」
そう言って笑った
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「おーい!A!こっち」
「はーい!
すみません、先生が呼んでる…
失礼します^^」
走って行ってしまった
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スタッフさんに聞いたら
インテリア事務所の方だと…
それからも何度か顔を会わせる機会があった
挨拶は交わすものの
彼女は仕事の方に夢中で
話をする時間もない
休憩中でも‘先生’と呼ぶ男性に
くっついて色々なことを聞きながら
そのたびメモをとっている
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好きなんだ…と気付いた
彼女に近付きたい気持ちと
その‘先生’に対しての嫉妬
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YH「Aさん…」
A「あ…ユノさん!お疲れ様です」
セット裏
座っていたパイプ椅子から
慌てて立ち上がり、僕にお辞儀をする
本当に礼儀正しい人…
YH「何してるんですか?」
A「デザインをスケッチしてたんです
はぁ…私、まだまだなんで^^」
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YH「僕たち…同じ23歳ですよね?
敬語…やめません?」
A「いえ…
同い年でもそういうわけには…
仕事ですから…」
仕事…
彼女にとって僕は仕事現場にいる
アーティストにすぎない
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YH「ご飯…行きませんか?」
A「え?」
戸惑っている君
困らせて可哀想だけど
こんな風に二人きりになれることは
滅多にない
約束を取り付けたかった
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「A〜?」
A「あ…行かないと」
グッ…
彼女の腕を掴んだ
YH「行かないでください
僕…あなたのこと好きなんです…
付き合ってもらえませんか?」
驚いた顔
だけど、僕の目を見て
A「住む世界が…違います…」
はっきり言われた
YH「諦めません…」
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僕らしくない強引な行動
だけど…
後悔していない
ここから…全てが始まったんだから…
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じゆじ(プロフ) - 裕さん» 明けましておめでとうございます^^←今更(爆) コメもありがとうございます♪ところで…どうして、今日はこの作品hit数がアップしてるんでしょうか(笑)不思議です^^朝から通知も多いんです(笑)占ツクの七不思議… 。 (2014年1月3日 12時) (レス) id: a4e52df51e (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ちょっと!じゆじさんっ!!今日見つけて読んだら…(ToT)ーっ!!新年から涙っ涙でっ…(TT)凄く良かったですぅ♪ (2014年1月3日 11時) (レス) id: ba362a1911 (このIDを非表示/違反報告)
じゆじ(プロフ) - mikiさん» こんばんは!コメありがとうございます^^初ユノ作品…読み返して頂けて嬉しいです^^ 大好きなんて…感謝 感謝です^^ (2013年8月30日 0時) (レス) id: a4e52df51e (このIDを非表示/違反報告)
miki(プロフ) - こんにちは♪ じゆじさんのお話は最初から大好きでずっと読んでいます。特にこの作品はリピート率高いです^^こんなふうにゆのに愛されたらって・・・とても幸せな気分になれます。これからも楽しみにしています。 (2013年8月29日 23時) (レス) id: 45aa7ae271 (このIDを非表示/違反報告)
じゆじ(プロフ) - かーりさん» こんにちは~^^コメありがとうございます。そして、一気読みお疲れ様でした(笑)誠実ユノssiでした(笑) (2013年6月9日 18時) (レス) id: a4e52df51e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じゆじ | 作成日時:2012年6月10日 21時