TVfXQ†ユノ† 記憶の片隅

最初から…　YHside ページ29

・


A｢ぷ…あはは！
なんか…私っぽい！言ってそうです！｣


・


ドキ…


久し振りのAの笑顔


僕の大好きな…


思わず抱きしめる


・


A｢…ちょっ…ユノさん…！｣


僕の腕の中で 固まっている


YH｢あ…ごめん｣


慌てて離れる


・


・


A｢ユノさん…ごめんなさい
私のせいで苦しいでしょ？｣


自分も辛いはずなのに
僕に謝る


ダメだ…


こんなじゃ…


・


YH｢苦しくないよ？
こうやって、このマンションに
来てくれた…
なのに…僕こそごめん…
指一本触れないなんて言ったのに…｣


早速 約束を破ってしまう


A｢私たちのこと…
教えてくれませんか？｣


僕の目をじっと見て言う


・


YH｢Aは元気で…笑顔が素敵で
いつも笑ってた。
僕はすぐに好きになったんだ…
付き合って下さいって僕から言った。｣


A｢…そうかなぁ…と思いました
私だったら好きになっても、
ユノさんに告白なんて出来ないです。｣


YH｢どうして？｣


A｢だって…
絶対に無理って諦めるかな…｣


・


思い出す


僕は断られたんだよ？


‘住む世界が違う’って


だけど…諦めなかった


そして君を手に入れたんだ


だから


今回も諦めたりしない


・


YH｢僕と付き合ってくれませんか？｣


A｢…え？｣


YH｢もう一回…
最初から始めてみない？｣


A｢私たち…結婚してるんでしょ？｣


YH｢ん…だけど…最初から
手を繋いだり…から始めよう？
全部、最初から…
今から楽しい思い出を作るって約束する
100日の記念だって…誕生日だって…
だから…僕の彼女になって？｣


Aの手を握り…


僕の気持ちを伝える


・


Aは…


‘よろしくお願いします’


あの時と同じ笑顔で笑った


・

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