自由きままに考える小説の作り方。

【番外編】小説“風”について物申したい。 ページ44

最近こんな更新ばっかりですいません。近々、情景描写についての書き方とか紹介するつもりなので、もうしばらくはこの作品にお付き合いくださいませ。

最近、というか前からこんな意見を見ます「小説風なんだから台本書きでもいい」という意見です。
確かにここのサイトの作品を作る欄を見ると確かに「小説風占いツクール」なんですよ。ただひとつ言わせてください。
小説風って言うんだったら小説って言わないで、全部小説風って書けよ。

ですが、勘違いしないでください。私は誰の彼の書き方を否定するつもりはありません。「小説風」を逃げ道にしないでほしいんです。

　小説の書き方というのは本来定義はありません。どの辞書を引いても地の文と台詞で形成された作品なんて言葉はないのです。つまり正しい小説の書き方なんてものはないはずなんですよ。
　ここのサイトを含め、ネットに掲載されている作品の大半は素人が無償で提供している趣味で作成したものです。そこに市販の小説と比較し高度な技術を求めるということはあまりにもナンセンスだと私は思います。金銭が発生していないのなら尚更です。

　市販の小説にお金を払うのは何故ですか？ 勿論、印刷や紙の費用というのもありますが、それを目的に買う人などはいません。つまり、私たちはその人の物語や文の技術を目的に金銭を支払っているのです。
　金銭が発生しているならともかく、無償で活動する素人作品に個人の小説の定義を押し付けるのはあまりに馬鹿げていると最近私は思います。

　さて、結局私は何が言いたいのかと聞かれれば自分が書いている作品に自信を持ってください、ということなんですよ。
　私は自分が書いた作品に誇りを持っています。それはいけないことではないはずです。誇りのない作品を人目に晒すなんて、読んでくれている人に対して失礼だと思いませんか。
　自分の書いた作品に誇りを持ってください。
「お前の作品は小説じゃない」と誰かに言われても「小説風」を逃げ道にしないでください。貴方が小説だと思って作り上げたのなら、それは立派な小説です。

　台本書きは小説じゃないという定義は勝手に他人が設けた意見でありそれは貴方の意見ではありません。
　誰かの小説の書き方と言う箱に収まるのではなく、自分の小説の書き方と言う箱を独自で作り上げてほしいと私は思います。

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