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「なぁー傑ぅ、なんか楽しいことなーい?」





「ないよ」





「ちっ、ノリ悪い奴俺きらーい」






無駄に長い足を机に上げ、バタバタと揺らす目の前の親友。





はてさて何か黙らせる話題はないだろうか、






「___そういえば最近あの猿来ないね」






「言われてみたらそうだなー、前は気持ちわりいほど寄ってきたのに」






猿とは…悟の名ばかりの婚約者。






加えて私の好きな女の子を虐めに苛めた屑の塊。






悟はどうやら婚約破棄したいらしいが、彼女は一向に受け付けずなんだかんだ約半年この関係が続いているのだとか、







元々私たちと彼女の中立派だった硝子でさえもドン引くほど、とにかく酷くなっていった。








最悪な後輩猿。








だから、これが私の彼女に対するイメージだった。








最近までは___








ある日突然、彼女が来なくなった。








今までは毎日毎分毎秒かかさず悟に会いに来ていたにも関わらず、パタリと消えてしまったのである。








3日後__







久々に彼女と会う。







と言っても偶然ではない、







マロンブラウンの長い髪が目の前を通り過ぎたのを見て、私がわざと彼女と鉢合わせるよう先回りしたのだ。







そして、いざ面と向き合えばいつもとどことなく雰囲気が違う。








笑いかけることも、せんぱい〜と媚びを売ることもなく…







ただ何かを失い虚になった瞳、








そして諦めたかのような表情をしている。







悟も彼女の異常な様子に気付いたのか、息を呑んだのがわかった。








そして次の瞬間、彼女は踵を返し戻ろうとした。








咄嗟に私が動こうとすると、











先に動いた方は悟だった。











嗚呼、鬱陶しい。








なんだろうかこの気持ち悪さは…







胸に広がる不快感に、勝手に顔が歪んだ。







その間にも悟は彼女の側まで進み、詰め寄った。







いつもなら目を蕩けさせ、喜ぶだろう。







しかし彼女は喜ぶどころか身を縮こまらせ、怯えた表情をしている。







いざいつもと違う様子を前にして、悟は混乱したのか強引に行動した。







白魚のような細い指が空のてっぺんをさす。







悟が無理やり腕を引っ張ったのだ。







彼女は今まで何をされようと、悟に触れられたなら喜んでいた。








しかし目の前の彼女はただ苦痛そうに顔を歪ませるだけ、

















君は一体誰だ?_______

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ミルクティー - 直哉くんさいこー (4月6日 11時) (レス) @page19 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
むーこ - 続きが気になりすぎる。。。!夢主ちゃんにはよ幸せになって欲しい!主様、更新まってます(*'▽'*) (2月11日 17時) (レス) @page18 id: dea07b8d55 (このIDを非表示/違反報告)
- うぎゃ!直哉君めっちゃいい!この修羅場好き!ごじょうどうでるか気になって仕方ない! (2月9日 23時) (レス) @page18 id: e366ea730f (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - この作品めっちゃ好きです!続き待ってます( *´꒳`* ) (1月23日 21時) (レス) @page17 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
もちゃちゃ(プロフ) - 夏斗さん、夜さんコメント有難うございます‼︎とても励みになります🥹❤️‍🔥 (1月20日 22時) (レス) id: c9a30c4dbc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちゃちゃ | 作成日時:2023年8月31日 9時

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