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失格・2 ページ3

私が皆の身体能力を記録するためにノートに書き込んでいると





コロコロ・・・



赤と緑と白のラインが妙に目立つバレーボールが足元に転がってきた






私はしゃがんでボールを取り、誰が落としたのかと辺りを見回す




金田一「あっA!わりぃこっちに投げてくんねぇか?」



少し遠いところで金田一君がこっちこっちと両手を振っている

近くに国見君もいた



どのくらいの力で投げればあっちまで届くかなぁ・・・とか考えながら結局最大限の力で投げた


しかしこのとき私はやってしまった




こんな時にだけやってくるばか力と、ボールの方向のずれる方向オンチが重なってしまい

勢いよくまたあの人にしでかしてしまった





バコッ




及川「っ!!??」



「「あ」」




あ・・・あ・・・・・・;;




及川「痛ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!」




その声は校舎内に響くほどの声だった



しかも今日は及川さんのプレーを見ることのできる

体育館開きの日で及川さんファンの人も「きゃーー!」と叫んでいる







シン・・・と静まりかえった体育館のなかで急いで口を開く






「及川さん!大丈夫ですか!?スイマセン本当に・・・!」





ペコペコと謝る私


しかしそんななかボールをぶつけられた本人の顔には笑顔がなく、イライラにたまった顔をしていた



・・・まぁ当然の事だろう



「す、すいません・・・と、とりあえず保健室行きますk「煩いな」・・・え」






及川さんが言葉を遮る





「あ、あの・・・?さっきのはすいません・・・」





及川さんのなにかが切れた音がした

しかもそれと同時に私は

今までにないダメージを受けました



及川「Aちゃんなんなの!?
 
  俺にケガをさせたいために毎日毎日わざとやってるのそれ!?

  マネージャーの仕事もロクにできないし皆にサポートされてばっかり!!

  もう皆Aちゃんのこと呆れて呆れてしょうがないんだよ!

  しかもそんなんじゃ部活にも影響でるんだよ!知ってた!?」

 



い、言わないでください・・・

聞きたくない



言わないで・・・







けど、私のそんな願いも届くことなく




及川「Aちゃんなんてマネージャー失格だよ!!」




言われてしまった

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あまね(プロフ) - 及川さん?!素直にならないときえちゃうよ?!(アセッ (2021年8月2日 0時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 面白かったです!!更新待ってます! (2021年5月17日 18時) (レス) id: dfda996f5f (このIDを非表示/違反報告)
紅月月華(プロフ) - おい、及川ハンガー、何やってんの!? 可哀想すぎて泣きましたよ! (2018年3月28日 12時) (レス) id: 4ea49a173b (このIDを非表示/違反報告)
AN - 面白いです!及川さん早く素直にwww (2017年8月12日 16時) (レス) id: b92627aaf7 (このIDを非表示/違反報告)
みらく - それに、どうするかしないかは作者さんの勝手ではないでしょうか?だから、いちいち何々が不愉快だからとかで言うのはやめたほうがよろしいのでは? (2016年8月5日 0時) (レス) id: 3aaa89a69c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぼんぼん | 作成日時:2015年6月1日 19時

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