傍観者な悪女さん 【ハイキュー】 【悪女主】

私じゃない2 ページ36

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しゃがみ込んで叫ぶ私を横目で秀センパイは動画を再生した



如月《私がスポドリを作り忘れたあの日！貴女が私の言う通りに言ってくれていれば私があんな目を向けられることはなかった！！》



如月《それに比べて貴女はマネージャーが作ったスポドリを選手に配ることが出来る！いいとこ取りじゃないですか！私は貴女のそのポジションがほしかった》



如月《私は欲しいものは絶対に手にいれる主義なんです。だから貴女には消えてもらいます》




如月「ぃ、や…いや、違う、違う…！！」




国見「……これを聞いてよく言えますね」



金田一「お前、最低だな。ほんとに同じ人間かよ」




黒尾「……マジかよ」


夜久「もう犯罪だろ、これ」




木兎「え、今のあの子の声なのか！？」


赤葦「分からなかったんですか」




影山「階段から突き落とすってどういう神経してんだよ」


月島「王様には言われたくないデショ。まぁ僕も同感だけど」



今まで、こんな冷たい視線向けられたことない




如月「いやっ、いやぁ！！私は悪くない！違う…！」



ｶﾞｯ



誰かに胸ぐらを掴まれた



如月「っ、真宮…」



真宮「嫌なのはこっちだよ！！何でこんなことしたの！Aを返してよ！！！」



如月「ぅるさいっ！私は悪くない！！そもそも、あの女がでしゃばったのが悪いのよ！

マスク外したら美人だからって、調子乗りすぎなのよ！

あんな女、いなくたっていいのよ！」




真宮「っ、あんた…！！」



岩泉「楓！落ち着け！！」



真宮「一くん！でも…！！」



私に殴り掛かろうとする真宮を止める一センパイ



及川「二人とも、落ち着いて」



如月「徹、センパ…」



及川「…もう名前も呼びたくない


俺たちの大事な監督補佐に手を出して、よく自分は悪くないなんて言えたね」



如月「な、なに言って、徹センパイ…？」



及川「俺の名前を呼ばないで」



如月「っ」



及川「今日をもって、如月柚華。君を強制退部にする」
　


なんで、なんでなんで



如月「いや、いや、私は悪くない。違う、いやだ、いや！！いやぁぁぁぁぁぁ！！！！！」



私の叫び声なんて聞こえてないみたいにどんどん皆は背を向けていく




他校のイケメンも



花巻センパイも



松川センパイも



一センパイも
　


秀センパイも



国見くんも





徹センパイも




如月「徹センパイィィィィィィィィ！！！」




私は雨でびちょびちょになった





滝のように出てくる涙は、雨か区別出来なかった





(「……………………」 “違う 如月side“で出てきたこの人の正体は…)

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