メニュー２６ 「ねこ型クッキー」 ページ31
相澤side
「Ａ組の子たちにこれを持って行っておやり」
リカバリーガールから大きな箱を貰う
「これは…一体何なんですか」
「お菓子だよ」
・・・・・・
「という訳だ。欲しい奴は俺の前に並べ」
先程開けてみたが、３０個近く入っていた。生徒全員に渡しても１０個余る。
普段の俺ならこんな菓子なんて食わない。食う必要がないし、なにより合理性に欠けている。
…が、今回だけは特別だった。
「「「ねこちゃんの形してる！！」」」
俺が愛してやまない、猫。
しっかり耳も目もちょこんと付いているクッキー。女子は勿論のこと、男子も興味が湧き始めたようだ。
「なんかリカバリーガールってすげーよな」
「一体何者なんだろう…な」
「欲しいのか？欲しくないのか？」
「「欲しいです！！」」
結局全員に配ることになった。
爆豪が食べると言ったときは流石に驚いたが。
そして、最後尾に並んでいた片心の番だ。
「そういえば、相澤先生は猫好きでしたっけ」
「よく覚えてたな」
「性格、顔、その他諸々とは全く合わない趣味をしている、という暗号で覚えてるんで」
「除籍処分」
「すいませんでした」
除籍処分…か。
今のところはするつもりなどないが、意外と効果的だったな。これからは脅しにでも使ってやろう。
ねこのクッキーを1つ持って、片心へと手渡す。
すると片心は妙に嬉しそうな顔で「ありがとうございます…！」と礼を告げた。
「お前、ねこ好きなのか？」
「基本的に可愛いなら全然いいです。人でもおｋ。あ、ねこを可愛がってる相澤先生も好きですよ。それ以外は怖いけど」
これは褒められてるのか貶されているのか分からんな。恐らく後者だろうが。
「はよ食え」
「いや、先生こそ食べたらどうなんですか」
「じゃあ俺も食うからお前も食え。んで早くアイツらのところ行ってやれ」
俺も片手にクッキーを持って口元へ寄せる。
「「いただきます」」
目の部分は赤。イチゴジャムだとか、そこらへんの食材だろう。
口や鼻を示す黒。これはチョコだった。
…案外、美味い。
「相澤先生、これ美味しいですね」
「……ああ、そうだな」
・・・・・・
「なんだあの二人の変な雰囲気」
「教師と生徒のイケナイ恋っ…！！？」
「峰田黙ろうか」
「ぎゃあああああ目に爆音がぁあああああああ」
メニュー２７ 「惑星キャンディー」→←メニュー２５ 「水饅頭」 （牙夢さんリク）
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真裏(プロフ) - 納豆さん» さんきゅー！！新作どっちも頑張ります（笑） (2017年10月9日 18時) (
レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
納豆(プロフ) - お疲れ様でした！新作頑張ってね(●´ω｀●) (2017年10月9日 9時) (レス) id: c8bcc7c146 (このIDを非表示/違反報告)
真裏(プロフ) - フユキさん» カッコいいですよね！！私も曲を聞きながら絵を描いていると不思議と雰囲気が重なっていきます（笑） (2017年10月7日 12時) (レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - フィクサー！！私も好きです！轟くん描きながら聴いてたら轟くんにゴスロリ着せてたっていう不思議体験しました！ (2017年10月7日 3時) (レス) id: 3b75a384a9 (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - 真裏さん» おお！楽しみにしています！ (2017年9月22日 21時) (レス) id: 821d451e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真裏 | 作成日時：2017年8月18日 18時
