メニュー３ 「タコさんウインナー」 ページ4
麗日side
「お茶子ちゃんはマジでうららかである。」
「Aに何があったんだ…。」
午前の授業が終わって、頭がハイになってるのかな
なんて、失礼なことを考えつつ。
「それは喜んでいいんやろか…てか真顔止めて！」
「喜んで下さい切実に」
「だから真顔ッ！」
響香ちゃんのつっこみスキルが発動。
「今日のAちゃんどうしちゃったのかしら」
「いつもよりもぶっ飛んでますわ…」
「いや、皆も結構酷いと思うんだけど私」
Aちゃんは人付き合いが苦手そうで得意。
最初は全然笑わないし、正直怖いな〜っと思ってたけど、表情が変わらないだけで面白いし。
だから、今日は思い切って言うことにした。
「ね、ねぇねぇAちゃん、一緒にお弁当食べない？？」
「あ、良いよ。私はゼリー食べてるから。」
最近、デクくんとか轟くんとお昼を食べているのを見かけた。楽しそうにしているから良かったけど、やっぱり女子と一緒の方が気が楽かな、と思って。
「んじゃ、私も一緒に食べる〜！」
「私も、よろしいでしょうか？」
「ウチもそうしようかな」
「私もそうするわ」
「うんうん、皆で食べた方がいいよね〜」
「誰か聖徳太子を連れてきて」
やっぱり皆、一緒の方が良いよねってことで、男子の席も借りて七人で食べることに。
「うわあ、やっぱり皆女子力高いわ〜！私も見習わないと」
皆のお弁当の出来に感激していると、
「…私が言える立場じゃないけど、お茶子ちゃんも立派なお弁当作ってると思うよ」
ってAちゃんに言われた。う、うわあああ、普通に照れるんだけど…！
「そうだよ！そのタコさんウインナーとか凄く可愛いし！」
「ウチ不器用だからそういうの作れないんだよな…」
「そんなに褒めてもウインナーしか出て来んよ！」
私は皆にハイ、とタコさんウインナーを渡す。
Aちゃんは、食べるかな？
「お茶子ちゃん有難う。少し残すかもしれないけど」
あ、受け取ってくれた。嬉しいなぁ
「「「いただきまーす！」」」
「んっ！味付けも完璧ですわ！」
「ホントホント〜！どうやったらこう上手く作れるの？」
「もう一つ貰ってもいいかしら」
だ、だから照れるんだってばっ！
「美味しいよ、お茶子ちゃん。羨ましい」
Aちゃんは珍しく、少し微笑んで褒めてくれた。
ズキュン
私達の心が撃ち抜かれた音がした。
結局Aちゃんは一口食べて、私にあーんしてくれた。
何この可愛い生き物
メニュー４ 「エビチリ」→←メニュー２ 「あったかくない蕎麦」
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真裏(プロフ) - 納豆さん» さんきゅー！！新作どっちも頑張ります（笑） (2017年10月9日 18時) (
レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
納豆(プロフ) - お疲れ様でした！新作頑張ってね(●´ω｀●) (2017年10月9日 9時) (レス) id: c8bcc7c146 (このIDを非表示/違反報告)
真裏(プロフ) - フユキさん» カッコいいですよね！！私も曲を聞きながら絵を描いていると不思議と雰囲気が重なっていきます（笑） (2017年10月7日 12時) (レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - フィクサー！！私も好きです！轟くん描きながら聴いてたら轟くんにゴスロリ着せてたっていう不思議体験しました！ (2017年10月7日 3時) (レス) id: 3b75a384a9 (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - 真裏さん» おお！楽しみにしています！ (2017年9月22日 21時) (レス) id: 821d451e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真裏 | 作成日時：2017年8月18日 18時
