メニュー２２ 「ビターチョコレート」 ページ26
拳藤side
Ａ組には、拒食症の可愛い女の子がいるらしい。
パッとしか見たことがないけど、心がアレな人曰く結構面白いらしい。
「片心ね、クラスの人たちから餌付けされてるらしいよ」
「何でお前が知ってるんだよ」
「偵・察☆」
イラッとしたけど今日だけは許してあげよう。今私はその片心とかいう女の子が気になってしょうがないのだ。
「餌付けねぇ〜……ビターチョコレートって食べれるのかな」
心配をしつつも私はそれしか持っていなかったので、休み時間にＡ組へと向かった。
・・・・・・
Ａ組の前まで着いたけど、教室の中が騒がしすぎて引いている。
「お？なぁ、あれってＢ組の委員長じゃね？」
「ホントだ！！Ａ組になんの用なんだ？」
「珍しっ」
「あ、あのさ、片心って子、いる？」
私がそういうとＡ組全員が小さい女の子の方を見た。
ああ、あの子か。噂通り抱きしめてあげたくなる可愛さ。
「うぇ、な、何…私ボコられるの？」
「そんなに凶悪そうに見えるのか、私！？」
「冗談。確か一佳ちゃんだよね。」
あれ、私の名前知ってるんだ。この子記憶力良いのかな？
「片心、名前教えてくんない？実は物間から聞いてただけで下の名前は知らないんだよな」
「私はA。寧人くんはあれから一佳ちゃんに私のこと話したんだ」
結構仲いいのかな、物間とAって。
「Aってさ、ビターチョコレート食える？」
「う、う〜ん…食べれなくはない、と思う。小さい時沢山食べて鼻血出した覚えがある気がする」
「気がするのか」
幼女時代のAも見てみたいな。絶対可愛いから。
「思ったんだけど、Aは童顔だな。」
「唐突だね…！？喜んでいいのか分からないけど、ありがとう。私は一佳ちゃんみたいな美人さんに生まれたかったよ」
「それはどうも」
私は返事をしながらビターチョコレートを取り出して、Aの口に放りこむ。
「ん……かなり苦い…」
「嫌だったら吐きだして」
「…ううん、嫌じゃない。それにしても一佳ちゃんって苦いの好きなの？」
「まぁ、甘いのよりは好きかも」
味の好みの話をしていると、
「もうすぐ授業始まるよ、拳藤」
という物間の邪魔が入ったので、仕方なくAは別れることに。
「片心どうだった？」
「めっちゃ可愛い」
「あっそう」
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真裏(プロフ) - 納豆さん» さんきゅー！！新作どっちも頑張ります（笑） (2017年10月9日 18時) (
レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
納豆(プロフ) - お疲れ様でした！新作頑張ってね(●´ω｀●) (2017年10月9日 9時) (レス) id: c8bcc7c146 (このIDを非表示/違反報告)
真裏(プロフ) - フユキさん» カッコいいですよね！！私も曲を聞きながら絵を描いていると不思議と雰囲気が重なっていきます（笑） (2017年10月7日 12時) (レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - フィクサー！！私も好きです！轟くん描きながら聴いてたら轟くんにゴスロリ着せてたっていう不思議体験しました！ (2017年10月7日 3時) (レス) id: 3b75a384a9 (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - 真裏さん» おお！楽しみにしています！ (2017年9月22日 21時) (レス) id: 821d451e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真裏 | 作成日時：2017年8月18日 18時
