メニュー２１ 「マカロン」 ページ25
物間side
「こんにちわ〜」
教室の扉の方から聞き慣れない声が届いた。
声の主は藍色の髪をボブカットにした、小さくて触ったら折れてしまいそうな女子だった。
え、誰？この人Ｂ組にいたっけ？
皆もそう思いだしたみたいで、ざわざわし始めた。
「えっと……寧人くん居ますか」
「…っなんで僕！？」
「あ、君が寧人くんか。ちょっと来てほしいんだけど」
全く意味が分からない。何故僕が行かないといけないのか。てか怖っ
「私のクラスのかっちゃ……爆豪って人が寧人くんにガチギレしてるから、いっそのこと爆破させてあげようかなって」
「ただのいじめじゃんそれ！」
僕が、行きたくない！とぐずっていたら、拳藤に首根っこ掴まれて外に放り出された。
というか君Ａ組だったのか
・・・・・・
「見た目に反して酷いね、君。」
「そう？かっちゃんの方が酷いんじゃない？てか、私の名前は君じゃない、片心Aです」
「ふ〜ん」
そうだ、片心の個性コピーして、変身したら爆豪に爆破されずに済むんじゃ…？
「…ひゃっ……！！」
「肩に手を置いたぐらいでビビらないでよ…。それより、ありがとう」
「？？私感謝されるようなことしてない」
「んじゃあ見ててね」
僕は身体を変える。
「…え、私がいる」
僕が変身したのは、片心の姿。これだったら絶対バレない。
片心は口を開けて驚いているみたいだけど、自分の個性に驚くっていう感覚が分からない。
「私だ…！すごい、再現度高い。」
「いやいや、君の個性コピーしただけだし」
元の身体と同じ様な、人を馬鹿にしたような笑みを浮かべてみる。片心は普段から表情が動かないってかんじの人だから、楽しんでいたりする。
「こんな表情できるんだ、私って。」
「やってみなよ」
「こう…かな」
片心は口角を上げて不敵そうな笑顔を見せた…つもりなんだろうけど、顔が引き攣っているようにしか見えない。
「あっはっは！！片心、君最高！」
「寧人くんの方が酷いね？」
僕は胸ポケットに入っていた、包装された小さな物を手に取った。
「はい、楽しかったからコレあげるよ」
「ありがとう？何が入ってるの？？何で胸ポケットに入ってるの怖いよ」
「ん〜っと、マカロン」
「おお、お菓子…！いただきます」
包みを開けて、片心は一口齧った。
「美味しい、フランボワーズって言うんだっけ？」
「よく知ってるね」
「クラスの男子に教えてもらった」
その後、僕はコピーが解けて、予定通り爆豪に爆破されることになった。
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真裏(プロフ) - 納豆さん» さんきゅー！！新作どっちも頑張ります（笑） (2017年10月9日 18時) (
レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
納豆(プロフ) - お疲れ様でした！新作頑張ってね(●´ω｀●) (2017年10月9日 9時) (レス) id: c8bcc7c146 (このIDを非表示/違反報告)
真裏(プロフ) - フユキさん» カッコいいですよね！！私も曲を聞きながら絵を描いていると不思議と雰囲気が重なっていきます（笑） (2017年10月7日 12時) (レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - フィクサー！！私も好きです！轟くん描きながら聴いてたら轟くんにゴスロリ着せてたっていう不思議体験しました！ (2017年10月7日 3時) (レス) id: 3b75a384a9 (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - 真裏さん» おお！楽しみにしています！ (2017年9月22日 21時) (レス) id: 821d451e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真裏 | 作成日時：2017年8月18日 18時
