メニュー２０ 「野菜炒め」 ページ23
瀬呂side
「うぇ……もう昼かよ………」
授業中、机に突っ伏して寝ていた上鳴が眠たそうに身体を起こした。
「寝てるから頭悪くなんだよアホ面」
「そうだぞ上鳴〜」
「切島に言われたくねーんだけど！？」
ああ、何時もの漫才か。
もうツッコむのも飽きてきた。
「範太くん、溜息ついてどうしたの？」
「よう片心……もう俺は疲れた…あとはアイツらのこと頼んだぞ…」
「は、範太くんー」
「緊張感の無い声だな！？」
まただ。俺はどうしてもツッコミから逃れられない人生なのか…。
「飯食おうぜ飯ー！！」
「さっきまで寝てたのは何処のどいつだよ…」
「まぁいいじゃねーかばくごー！」
「Aも一緒に食うか？」
「良いけど…ってかっちゃんいるじゃん…！？嫌だ怖い怖い」
片心は呪文の様に怖いという言葉を繰り返し、個性でゆっくりと爆豪に変身していく。
「てかさ、なんで怖いヤツの身体に変身してんの？」
「勝てそうだから」
「なるほど」
・・・・・・
あの後なんとか片心を捕獲、そして一緒に弁当を食べることになった。
「わぁ、範太くんのお弁当、引く程健康的だ」
「肉を食え肉を」
切島は自分の弁当に入っていた唐揚げを俺の口にぐいぐいと押し当ててきた。
「いらねーって…むぐっ！？」
拒否の言葉を出そうと思った時、無理矢理口ん中に入れられた。
「うめぇだろ？」
「…そりゃ、うまいけどさ」
「電気くんのお弁当は…キャラ弁…！？しかもピ○チュウ」
「そのまんまじゃねーかよ、ネズミってところがアホ面に合ってんじゃね」
「ひでーなおい」
というか、このメンバーって意外すぎる。
俺と上鳴と爆豪と切島はだいたい一緒だが、片心が居るってだけで違和感が半端無い。
「範太くん、その野菜炒め、ちょっともらっても良い？」
「いいぜ。ほら」
俺はその日間違えて二本持ってきてしまっていた割り箸を片心に手渡す。
「ありがとう、いただきます」
「それにしても、どうしてそんな突然」
「今度、自分でお弁当作ってこよっかなって。参考にしようと」
「は〜、なるほどな」
片心はどうせ、自分ばっか貰ってるから、そろそろ止めようと思ったんだろう。
しかし実際は、クラスの連中全員、片心に餌付けするのが楽しみらしい。
「…そう思うとこのクラスやべーよな…」
「なんだよしょうゆ顔。ぶつぶつ言いやがって気持ち悪ぃ」
「おい」
「範太くん、これキャベツの歯ごたえ最高だよ」
「だろ？」
うん、褒められるのも良いな。しょうゆ顔って言われないし
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真裏(プロフ) - 納豆さん» さんきゅー！！新作どっちも頑張ります（笑） (2017年10月9日 18時) (
レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
納豆(プロフ) - お疲れ様でした！新作頑張ってね(●´ω｀●) (2017年10月9日 9時) (レス) id: c8bcc7c146 (このIDを非表示/違反報告)
真裏(プロフ) - フユキさん» カッコいいですよね！！私も曲を聞きながら絵を描いていると不思議と雰囲気が重なっていきます（笑） (2017年10月7日 12時) (レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - フィクサー！！私も好きです！轟くん描きながら聴いてたら轟くんにゴスロリ着せてたっていう不思議体験しました！ (2017年10月7日 3時) (レス) id: 3b75a384a9 (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - 真裏さん» おお！楽しみにしています！ (2017年9月22日 21時) (レス) id: 821d451e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真裏 | 作成日時：2017年8月18日 18時
