メニュー１７ 「わんこそば」 ページ20
口田side
僕は話すのが苦手だ。声を出そうとすると、どうしても喉で言葉が詰まってしまう。
…あ、皆楽しそう……僕も混ざって話したいなぁ。
そう思っていた今日この頃。思わぬ事態に巻き込まれてしまった。
「口田ぁ！俺たちと一緒にわんこそば食いにいかね！？」
「漢気見せようぜ！！」
『どこにだ』
上鳴くんと切島くん、そして障子くんが誘ってくれた。
どんな話の行方で僕を誘う事になったのかは皆目見当もつかない。しかも僕は体こそ大きいが、一気に食べれる量はそこまで多くない。地元の岩手では有名だったわんこそばも、こっちに来てからあんまり見なくなったので、物珍しさに寄ってみたい気はあるが。
「おーい！Aも行くよな！？」
「え、何。全く話についていけてｎ「行くってよ！」おい」
「口田も行くか？来てくれると嬉しいんだが」
僕は何だか楽しそう、だという考えで、手話で≪行きたい≫と伝えた。
・・・・・・
「うぉ〜、すっげー和風！」
「おっしゃいっぱい食うぜー！！」
『ほどほどにしとけよ』
「お客様、ここ店内でっせー…」
やっぱり、ハイテンションな二人と、比較的落ち着いた二人と一緒にいるとどういう顔をしていいのかが分からない。
「何名様ですか」
「えっと…１，２…5人です！てかお姉さん可愛いね、あとからお茶でも…」
「止めとけ止めとけ、営業妨害…！！」
漫才を見せられて数分後、僕らは専用の部屋に連れていかれた。
・・・・・・
「では始まりました、第一回わんこそば対決。選手は切島選手、上鳴選手、障子選手、口田選手。そして実況者の私、片心です……はぁ。」
片心さんも食べるのが苦手なのか、最後に長い溜息を吐いた。彼女とは案外気があうのかもしれない。
「「「いただきまーーす」」」
そして第一回わんこそば大会(？)は開催された。
≪数分後≫
「もうマヂ無理寝よ」
『よくあの二人はあんなに食えるよな』
「……！」
僕は同意した、という意味を込めてニ回頭を縦に振った。
僕達三人は早々にリタイアしてしまった。
「ま、まぁあと一口で終わりにする…。終わりの一口だから、ちょっと味わっとこう」
片心さんのわんこそばにはあと一口残っていたようだ。
ちゅるる、とすすった後、手を合わせて「ごちそうさまでした」と言った。
「甲司くんも食べる量少ないんだね。仲間だ」
ちょっと嬉しそうな顔をした片心さんは、僕にハイタッチをした。
…仲間って、認められて嬉しいや
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真裏(プロフ) - 納豆さん» さんきゅー！！新作どっちも頑張ります（笑） (2017年10月9日 18時) (
レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
納豆(プロフ) - お疲れ様でした！新作頑張ってね(●´ω｀●) (2017年10月9日 9時) (レス) id: c8bcc7c146 (このIDを非表示/違反報告)
真裏(プロフ) - フユキさん» カッコいいですよね！！私も曲を聞きながら絵を描いていると不思議と雰囲気が重なっていきます（笑） (2017年10月7日 12時) (レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - フィクサー！！私も好きです！轟くん描きながら聴いてたら轟くんにゴスロリ着せてたっていう不思議体験しました！ (2017年10月7日 3時) (レス) id: 3b75a384a9 (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - 真裏さん» おお！楽しみにしています！ (2017年9月22日 21時) (レス) id: 821d451e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真裏 | 作成日時：2017年8月18日 18時
